首長竜(蛇頸竜類

首長竜[★★★]

 ドラえもんたちは誤って、白亜紀の北アメリカの海にいた「首長竜の一種である「エラスモサウルス」の中に、日本産のフタバスズキリュウであるピー助を送ってしまった。誤りに気づいたのは、のび太が『タイムテレビ』でピース助の存在を、みんなに知ってもらおうと見せていたときである。

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首長竜[★★]

 のび太が孵化することに成功した恐竜の卵は「首長竜」の一種であると、ドラえもんは驚きながらのび太に伝えている。

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首長竜[★★]

 調子に乗ったのび太がひみつ道具である『時空間取り替え機』のダイヤルを、「グル グル グル」と思いきって回すと、大昔になり、突然目の前に恐竜の「首長竜」が現れた。

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首長竜:爬虫類の広弓亜綱に属する鰭竜目の1群で、蛇頸竜あるいは長頸竜ともいう。ジュラ紀および白亜紀に全世界に栄えた海生の爬虫類の代表的な動物群である。首長竜は頭が大きくて首の短いプリオサウルス型と頭が小さくて首の長いプレシオサウルス型とに分類される。

 

最大のものは体長15m近くなる。体の外形は甲羅のないカメのような動物であるが、より活動的な生活をしていたと考えられる。魚を捕食し、繁殖は魚竜のような卵胎生と考えられる。

 

 福島県および北海道などから白亜紀の首長竜化石が何種類か産出している。とくに「ピース助」のモデルとなった福島県いわき市から発見されたフタバスズキリュウは環太平洋のアジア側から産出した最良の標本として注目されている。

 

熊沢蕃山

熊沢蕃山[★★★]

 「憂きことのなおこの上につもれかし限りある身の力ためさん」は江戸時代の儒学者『熊沢蕃山』の歌である。この歌は「なやみごとよやってこい。自分の力には限りがあるが、せい一杯がんばるぞ!」という意味である。のび太のパパが両拳でガッツポーズを取りながら、のび太に強く訴えた歌と意味である。

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熊沢蕃山:江戸時代前期の儒学者(16191691)である。名は伯継であり、蕃山は号である。1687年に著した『大学或問』が幕府の嫌疑にふれ、古河城中に幽閉されて没している。享年73歳であった。

 

京都の人であり、中江藤樹に陽明学を学んだ。1645年には、岡山藩主池田光政に仕え、番頭3000石の地位まで昇進している。

 

熊沢蕃山は、兵農分離の基づく幕藩体制下の武士がしだいに商品経済にからめとられていく状況に強い危機感を抱き、武士の土着、参勤交代の緩和などを主張したと言われている。

 

クマのプーさん

クマのプーさん[★★★]

 しずちゃんは絵本みたいな夢を見たのび太を絶賛している。しずちゃんは今でも、『ピーターラビット』と『クマのプーさん』といった絵本が大好きである。

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くまのプーさん:イギリスの劇作家、小説家、童話作家であるミルン(18821956)の童話である。日本での初訳は1940年に石井桃子によってなされた。

 

クリストファー・ロビンの部屋に集まるクマのプーさんをはじめとする縫いぐるみたちの物語である。くまのプーさんと小さな主人ロビンは大の仲良しでいつもいっしょに生活する。兎の穴に入ってごちそうを食べすぎて穴から出られなくなったりする事件を引き起こしてロビンに叱られたり笑われたりする。

 

作者が自分の子どもに語り聞かせたという童話だけに、やさしい思いやりと機知があふれている。さらに、風景画家シェパードによるユーモラスで物語性豊かな絵が加わって、子どもにも大人にも愛される児童文学の傑作と言われている。