草餅(草もち)

草もち[★★]

 のび太はしずちゃんのママからおやつに「草もち」を五個いただいた。それを全部ペロリと食べてしまった。

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草餅:ハハゴグサやヨモギなどの葉を入れて搗いた餅である。江戸時代から33日を草餅の節供とも言われていた。この行事における草餅の存在はきわめて大きなものであった。

 

草餅は邪気を払う縁起物であり、一般的にはほろ苦みと春の香気を伝える餅菓子として、餡餅やきな粉餅にした草餅が賞味されてきた。

 

 草餅の製法には二通りある。ひとつは、蒸したもち米とヨモギを搗き混ぜて餅としたもので、主として切り餅に供された。もうひとつは、粳米の粉をこねて蒸し、別にゆでて細かく刻んだヨモギを混ぜ、搗き上げたもので、餡餅などに用いられた。

 

昔は京坂でよもぎ餅、関東で草餅と称していた。

 

グッピー

グッピー[★★★]

  スネ夫は特注の巨大な水槽で、「グッピー」、ネオントラ、ソードテール、エンゼルフィッシュ、ディスカスを飼育し、水族館にするんだとみんなに自慢していた。

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グッピー:硬骨魚綱トウゴロウイワシ目グッピー科の熱帯淡水魚である。南アメリカ北部のベネズエラ、ギアナ、ブラジル北部、トリニダード島、バルバドス島などの河川に分布して棲息している。グッピーの名は、この魚の発見者であるイギリス人グッピーの名に由来している。

 

雌は体長6cmになるが、雄は3cmにしかならない。体は細長くメダカに似ている。雌は体が淡褐色で尾も短いが、雄は体色も変異に富み、尾も大きく形や色彩もさまざまでるので、美しい品種が多くつくられている。

 

グッピーは最も飼いやすい熱帯魚のひとつであり、繁殖力も強く、水草を繁茂させた水槽中に雌雄を入れておくと、交尾が行われて仔魚の数が増えてくる。

 

クヌギ

クヌギ [★★]

  ドラえもん一行は女王アリから恩人として感謝され、立派な王国を築くことができた記念として、「クヌギのミツ」で作ったケーキなどで大歓迎を受けた。

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クヌギ:ブナ科の落葉高木である。日本、朝鮮半島、中国に分布する。高さは約10mであり、山野に自生するが、昔は最高の薪炭材として植林された。コナラとともに日本各地の2次林の代表的な樹種である。

 

葉は長楕円形で長さ1215cm、基部は細く鋸葉を有し、成葉は無毛でなめらか、クリの葉とよく似ている。花は早春葉の伸びるのとともに開花する。雄花は長さ46cmの黄色の穂として垂れ下がり、雌花は小さくて枝先につく。

 

果実のどんぐりは丸く、直径約1.5cmで、濃黄褐色を呈する。殻斗には長く反り返った鱗片がある。どんぐりは2年で成熟するため、葉の茂みの下につく。

 

材は器具、船舶、車両などに使われ、シイタケの榾木として最も普通に用いられる。樹皮や殻斗からタンニンをとり、染料や、なめし皮用に供する。