吉備団子

吉備団子[★★]

 のび太がひみつ道具であるもも太郎の『お話バッジ』を胸に付けると、早速、岡山のおじさんから「吉備団子」が送られてきた。

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きびだんご[★★]

 『桃太郎印のきびだんご』は本来猛獣を馴らすために使うものであり、「食べさせた人の命令通り動くようになる」ひみつ道具である。

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吉備団子: 岡山の名産であり、吉備団子は本来キビの実の粉で作られたものであり、旧国名の吉備にちなんで名づけられた名称である。

 

糯米粉に上白糖と水飴を加え、風味づけに少量の糯黍粉を混ぜ、湯炊きして半透明になるまで練り上げ、団子に丸めて表面にかたくり粉をまぶす。出来上がりは淡い黄色みをおび品のよい姿である。また表面にきな粉をまぶしたものもある。

 

 岡山の吉備団子は、鬼ヶ島の鬼退治をしたおとぎ話の英雄桃太郎にちなんで有名になった。

 

キャラバン(隊商)

キャラバン[★★]

 『タイムマシン』の出口が少しずれて、全員「ザブン ドブン」と川に落ちてしまった。向こう岸には大勢の行列が見られたが、ミクジンはそれを有名な「キャラバン」であると説明した。

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キャラバンルート[★★]

 ドラえもん一行は北に向かって歩いているけれども、「キャラバンルート」にぶつかるかもしれないというあいまいなものであった。

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キャラバン:馬、ラバ、ロバやラクダなどで編成されるが、長距離間の大量輸送力という点では、1頭で270kgほどの積載能力があるラクダが最も優れている。

 

アラブの大征服以後、ラクダを主体としたキャラバン交通と運輸のネットワークが、東は中央アジア、西はマグリップ地方やサハラ砂漠の南縁部まで広がる砂漠・ステップ地帯に張り巡らされた。人的交流、貿易と情報伝達を容易にして、イスラム世界の形成と統合を支える基幹となったと言える。

 

キャラバンの安全運営には、通過する地域を支配領域とした地方勢力、とくに広い地域を牧畜・移動する遊牧系の諸民族との通行安全と保護のための契約関係が成立していることが不可欠であった。

 

キャラバンの1日の行動距離は、その編成の目的・規模や道中の地形、季節などの条件によって違ったが、1610時間に及ぶ移動距離に合わせて、水場、停泊地、キャラバン・サライが設置された。

 

巡礼の月に合わせてメッカ、メディナにはエジプト、シリア、イラク、イエメンから大編成のキャラバンが到着した。巡礼キャラバンは巡礼者のほか、商人、職人、学者や移住者たちを運び、イスラム世界の交流と融合を支える重要な役割を担っていた。

 

キャンディ・キャンディ

キャンディ・キャンディ[★★★]

 のび太たちがひみつ道具である『刷り込み製本機』を使って、たくさんの雑誌に刷り込んだ作品は『アンコロモチストーリーズ』、『日出処は天気』、『ペロペロキャンディキャンディ』などである。

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「ペロペロキャンディキャンディ」は「ペロペロキャンディ」と「キャンディ・キャンディ」の異種合体パロディ版である。

キャンディ・キャンディ:孤児院で育った元気なそばかす少女キャンディは、6歳の時ポニーの丘で優しい王子様と出会う。成長し孤児院を出たキャンディは、大金持ちの名門アードレー家の養女となるが、さまざまな試練にも負けず、やがて看護婦という自分の生きる道を見つけていく。

 

どんな不幸も笑顔でたくましく乗り越えていく弧児キャンディの物語は、少女向けドラマの集大成であると同時に、実の親捜しには拘泥せず、明るく前向きに自分の力で生きようとする魅力的な少女像を提示し、幅広い世代に支持され続けている。アニメとともに、世界各国で高い知名度を持つ。初出『なかよし』(講談社)19754月号~19793月号(現代漫画博物館による)