ガラスの仮面

ガラスのカメ[★★]

 みんなに引っ張りだこの『ガラスのカメ』というマンガを、ジャイアンはスネ夫から借りる約束をしていた。スネ夫が「どこかへいっちゃたんだよ!!」と言い訳するので、ジャイアンはスネ夫の首根っこをつかんで、「だれにかしたか、思いだせ!!」と問い詰めている。

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「ガラスのカメ」は「ガラスの仮面」のパロディ版である。

ガラスの仮面:初出『花とゆめ』(白泉社)19761月号から不定期連載、美内すずえ作。一見、平凡そのものの少女北島マヤ。しかし彼女は、舞台の上では比類なき輝きを放つ演劇の天才少女だった。マヤの才能を見抜いた往年の名女優・月影千草は、自らが演じた幻の名作『紅天女』を演じる後継者として、マヤを厳しく育て始める…。

 

抜群の臨場感溢れる展開と、マヤを唯一のライバルと信じる天才少女・姫川亜矢、マヤを支える「紫のバラの人」・速水真澄ほか秀逸なキャラクター設定が読者の心をつかんで放さない。連載開始以来実に30年以上、未完で、新刊を待つファンをやきもきさせている。テレビ化、舞台化もされた(現代漫画博物館による)

 

空手

空手[★★]

  隣町の中学生である「きらわれよさぶろう」に、ジャイアンが子分になるのを断ると、柔道と「空手」で徹底的に痛めつけられた。

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空手 []

 ひみつ道具である『空手ドリンク』を飲むと、体が鉄みたいに強くなる。

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空手:沖縄に伝来した中国明時代の拳法が、沖縄の古武道と合体して発達した武術である。現在では、空手修練を通して人間形成を目指す空手道と呼ばれている。徒手空拳で身を守り、相手を制する格闘術であり、突き・蹴り・受けを基本としている。

 

沖縄では、首里派と那覇派の空手が有名である。首里派の富名腰義珍は19225月文部省主催第1回運動展覧会に空手を紹介するために上京し、そのまま東京で松濤館道場を開いて普及に努めたと言われている。

 

ガリバー旅行記

ガリバー[★★★]

 『めいわくガリバー』という作品の劈頭で、「ガリバー」が小人の国で、二艙の帆船を引っ張っているシーンが描かれている。

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ガリバー [★★★]

 ひみつ道具である『ガリバートンネル』をくぐると、人はミニチュアな建物に住むことができるようになる。

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ガリバー [★★★]

 ひみつ道具である『ミニカー教習所』は、会社が忙しくて自動車教習所に行けないのび太のパパのために、ドラえもんが野比家の庭に、ひみつ道具の『ガリバートンネル』で作った教習所である。

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ガリバー[★★]

 スネ夫はプラキオサウルスを、大きけりゃ速いってもんでもないでしょうとけなしたので、ジャイアンは、「ガリバーと小人がかけっこしたらどっちが勝つ?」といった論を展開している。

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ガリバー旅行記[★★★]

 のび太は小さな女の子から、『ガリバー旅行記』の絵本を借りてとても面白く読んでいた。

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ガリバー旅行記: 1726年に刊行されたイギリスの作家スウィフトの代表的な風刺小説である。ガリバーという男が船医となって海へ出るが、いつもきまって難破し奇妙な国に漂流するという話になっている。

 

1巻では、小人国リリパットの宮廷の様子を通して、イギリスの政治が風刺されている。

2巻では、巨人国ブロブディングナグの人によって、ヨーロッパの残忍な性質が風刺されている。

3巻では、当時の最先端の学問が風刺の対象とされている。

4巻では、馬の国の馬フィヌスの理性がガリバーによって賞賛され、人間の姿をしたヤフーの低俗さが風刺されている。

 

作者スウィフトはガリバーを客観化し、喜劇化することに成功している。さらに、鋭い人間観察を盛りこみながら、大人にも子どもにも愛読者をもつ風刺文学の傑作に仕上げている。