かくれんぼ(かくれんぼう)
かくれんぼ[★★]
ひみつ道具である『ふわふわぐすり』をかんだしずちゃんは、目の前の雲を見て空中で「かくれんぼ」をしようと提案している。
[S07097・A11039・027601]
かくれんぼ[★★]
お城の中が大変広いので、ドラえもんとのび太はジャンケンをしながら「かくれんぼ」をしている。
[S20167・A12173・097606]
かくれんぼ[★★]
土管のある広場でどんな遊びをするか決めることになった。ジャイアンはサッカー、スネ夫はなぞなぞ、しずちゃんは四つ葉のクローバー探し、のび太は「かくれんぼ」であった。ジャイアンからかくれんぼは幼稚園児のやるものであると反対されたが、ひみつ道具である『変心うちわ』を使って「かくれんぼ」をすることになった。
[S04399・B02011・057507]
かくれんぼ[★★]
しずちゃんが「もういいかい」と言うと、ドラえもんは「まだだよ」と言いながら、「かくれんぼ」をみんなで楽しんだ。
[S18160・G01043・137012]
かくれんぼ:かくれんぼは鬼遊びの一種であり、幼い子どもたちの代表的な遊びのひとつである。
遊びの初めに、じゃんけんなどで鬼を決め、その鬼が目をつぶっている間に、鬼でない子どもたちは物陰に隠れる。鬼に最初に見つけられた者が次の鬼になることを基本とする遊びである。
この遊びの歴史は相当に古かったようで、平安時代の『栄花物語』には、「かくれ遊び」としての名が認められるという。明治以後この遊びが流行したので、全国的にさまざまな呼び方のあることが明らかになった。
東京周辺では「もういいかい」、「まだだよ」あるいは「もういいよ」という問答が通例となっているが、地方によってかなり異なっている。奈良県では「モウヤァ」といって隠れるが、これが東京付近でいう「まだだよ」にあたるし、東京で「もういいよ」という合図のことばは、奈良県では「チンカラコ」と言われている。
影絵(影絵芝居)
影絵 [★]
ドラえもんはひみつ道具である『頭で考えたことが影になるライト』を出して、「影絵の芝居」を演じた。
[S04018・F12054・017106]
影絵:人物や鳥獣などに似せた形を灯火に照らして、障子や壁、白い幕などにその影を写す遊びである。日本では江戸時代初期から始まり、手影絵、切り抜き影絵などの遊びに用いられた。
日本人であれば、幼いころ誰もが体験したことのある手影絵は両手と指の組み合わせで、船頭、土瓶、犬、狐、牛などさまざまな形を映し出す遊びである。
これとは別にまた影絵人形がある。厚紙を切り抜いて、体の部分は固着した細い竹串でささえてある。扇子などをもった右手の部分は糸で人形の体に結びつけ、上下に細い竹で自由に動かせるように作ってある。
かさこ地蔵(笠地蔵)
かさこ地蔵[★★★]
のび太は『日本昔話』という本で、『桃太郎』、『浦島太郎』、『ツルの恩返し』、『かさこ地蔵』といった有名な作品を読むことができた。
[S12431・A36174・048211]
笠地蔵:無欲なお爺さんが笠をかぶせたお地蔵さんから、幸運を授けられるという昔話である。
貧乏なお爺さんが正月用品を調達に行く途中、雨にうたれて寂しげな地蔵を見ることになった。お爺さんは哀れなお地蔵さんに笠を献納して、無一文で帰ることになった。やがて、大晦日の夜更けにお地蔵さんが正月の餅や薪を運んできて、お爺さんの家の前に高く積み上げて帰っていきました。
貧乏なお爺さんが、大晦日を境にして米、餅、薪、金銀などに恵まれた裕福なお爺さんに一変する話である。この昔話は大晦日に幸運招来や運命の転換が果たされる、と信じた素朴な昔の人々の心情を反映したものと言われている。