海溝
海溝[★★]
「海溝」は海底の谷であり、一万メートルを超えるところもめずらしくない。
[S20085・A04053・087407]
海溝:長くて狭く、かつ大洋底よりも一段と深い海底の凹所である。長さは数百kmから数千kmに及び、大陸側は急斜面であり、大洋側は緩斜面である。
ほとんどの海溝は7000mより深い最深部をもち、最深部は一万メートル以上に達するものもある。海溝の存在はほとんど太平洋の周縁部にあり(20個余)、大西洋ではケーマン海溝、プエルトリコ海溝、南サンドウィッチ海溝、インド洋ではジャワ海溝などがある。
海溝から大陸へ向かって30~60度の傾斜で深発地震面が広がり、プレート・テクトニクス説では、海洋底のもぐり込むところとされている。
怪人二十面相
怪人二十面相[★★★]
交番の檻に自ら入った警官はのび太の前で、「ぼくの正体は、石川五右衛門。またの名が、怪人二十面相」であると白状している。
[S01209・A01094・047010]
怪人二十面相[★★★]
本屋の主人にひみつ道具である『悪魔のパスポート』を見せ、のび太が「この本を、ぬすむ」と告げると「まいどありい」と感謝された。堂々と盗むことができたので、のび太は「ぼくはアルセーヌ・ルパンだ、怪人二十面相だ」と大喜びしている。
[S06251・A13141・047606]
怪人二十面相[★★★]
のび太は土管のある広場で、ひみつ道具である『シャーロック・ホームズセット』を取り出して、犯人を捜したが見つからなかった。犯人が見つからないので、頭にきているのび太は「怪人二十面相」でも来たっていうのかと、ドラえもんにも毒づいている。
[S13326・F09018・038303]
怪人二十面相:探偵小説家である江戸川乱歩がジュニア向け書いた探偵小説のデビュー作である。1936年(昭和11)に『少年倶楽部』において連載を開始した。モデルはアルセーヌ・ルパンであった。
東京の帝都を荒らし回る変装の名人怪人二十面相は単なる盗賊ではなく、殺人も決して犯さず、芸術家肌で独特な犯罪美学の持ち主であった。怪人二十面相が名探偵の呼び声高い明智小五郎と丁々発止とやりあう場面がこの探偵小説のハイライトである。
さらに、今までの探偵小説では考えられなかった主人公の名探偵明智の助手に、小林少年と配下の少年探偵団を設定することによって、少年少女の絶大な人気を博すことになった。
この探偵小説は戦前戦後を通じて、少年少女の探偵小説入門のバイブルとなっている。
海賊キッド(ウィリアム・キッド)
海賊キッド[★★]
のび太はひみつ道具である『タイムホール』を使って、「海賊キッド」が盗んだ宝を島に埋める前に、ごっそりいただくことを夢みていた。
[S06512・A17173・067811]
海賊キッド[★★]
ひみつ道具の『宝の地図探し機』で探した地図には、「海賊キッドが、南の島に100万ドルうめた」と書いてあった。ドラえもんとのび太がその島へ行って、掘っても掘っても宝物を見つけることができなかった。
[S09182・D06007・027801]
海賊キッド[★★]
テレビから、宝島が発見され、「海賊キッド」の埋めた宝物、いまの金額にして百億円相当であるというニュースが流れてきた。
[S11259・A45031・038009]
ウィリアム・キッド:キッドと部下の埋める財宝の箱には、ウィリアム・キッドのイニシャルW.K.の文字が見られる。アメリカの探偵小説家エドガー・アラン・ポーの小説『黄金虫』にも登場する「キッドの財宝」は海賊の隠し財宝伝説の中でも最も有名である。