親ゆび姫

おやゆび姫[★★★]

 ひみつ道具である『おやゆび姫』の『お話バッジ』を付けて、しずちゃんは行方不明になってしまった。

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親ゆび姫[★★] 童話の主人公になって夢の体験ができるメルヘン星では、一千一種のコースが用意されている。『親ゆび姫』もそのひとつである。

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親指姫:世界的に有名な童話作家であるアンデルセンの初期の頃の作品である。

 

子どものいないおばさんの願いで、チューリップの花から生まれた小さい親指姫が花びらのボートで遊んでいました。すると、ヒキガエルが息子の嫁にと姫をさらっていってしまいました。ヒキガエルは姫を川岸のハスの葉にのせておいて、花嫁を住まわせる部屋づくりにとりかかりました。

 

姫に同情した魚たちがハスの茎を食い切って、姫を助けようとしました。やがて、流れゆく姫を見て、コガネムシが飛んできて姫をさらい、自分の嫁にしようとしました。しかしながら、手足が二本ずつしかないといって仲間から笑われ、姫を捨ててしまいました。

 

親指姫は野ネズミのおばさんに助けられて、飢えと寒さの冬を越すことができました。すると、今度はモグラに求婚されました。幸い倒れていた親指姫を救ってくれたツバメの助けを借りて、南国へ逃れることができました。最後に親指姫はツバメの求愛をよそに、花の妖精と結婚して、幸福な生涯を送ることができました。

 

折り紙

折り紙[★★]

 ドラえもんたちがひみつ道具の『トビレットペーパー』で、「折り紙」を作って空に飛ばした。すると、汗だくで登ってくるスネ夫やジャイアンには、その折り紙が「ヒラ ヒラ」飛ぶ珍しい小鳥のように見えた。

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折り紙 [★★]

 ボートが転覆して遭難したスネ夫たちを、ドラえもんは『四次元ポケット』から出した折り紙の舟に収容した。スネオたちは「折り紙の舟」であるので、「かっこ悪い!!」と騒いでいた。

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折り紙 [★★]

 書いた手紙で「折り紙飛行機」を作り、切手を入れ、アンテナをつけて、ひみつ道具の『折り紙飛行機コントローラー』で飛ばすと、思い通りのところへ届けることができる。モニターの地図上で、折り紙飛行機を追跡することができる。

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折り紙:紙を折り畳んで、形を表現する技法あるいは遊戯を指す言葉である。昔から色紙で鶴・風船などを折る子どもの遊びは人気があった。

 

現在、「オリガミ」は国際語ともいわれ、日本の伝統工芸の一分野として、日本のみならず世界各国にその愛好者を増やしている状況にある。折り紙の造形性と幾何学的構成が知的要素となって現代にマッチし、新しい「創作折り紙の時代」の到来を迎えている。

 

折り紙は、折った線の柔らかさと、量感のある曲線で、裁断された線とは違う造形美を作り出し、美術、工芸の分野に属するものである見なされるようになっている。

 

おり姫(織姫星、織女、ペガ)

おり姫[★★★]

 七夕様の星はこと座の右かたに見える「おり姫」と、わし座の首の付け根にあるひこ星のことである。

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牽牛・織女(けんぎゅう・しょくじょ):中国の神話伝説のなかに見える男女一対の神である。牽牛が男の仕事である農耕を、織女が女の仕事である養蚕紡織を象徴していると言われている。

 

ふたつの星の名前は、牽牛がアルタイル、織女がベガと呼ばれている。牽牛と織女は、後に七夕の行事と結びついた恋愛物語の主人公となって、中国でも日本でも有名である。

 

 牽牛と織女は天帝のはからいで結婚したが、仲よくばかりしていて仕事をなまけたため天帝の怒りをかってしまった。そのため、二人は分け隔てられて天の川の両岸に降り、1年に1度、七夕の夜に会合するというものである。