生きている化石(遺存種)

生きている化石 []

 ドラミちゃんは、ネッシーはかけがえのない「生きている化石」であるので、その晩に早くもネス湖に帰している。

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生きている化石:地質時代に繁栄した生物で絶滅の道をたどっているものが、特別な環境内にわずかに、現在でも生存しているものである。代表的な事例として、シーラカンスやカブトガニやイチョウなどを挙げることができる。

 

また、祖先型の化石が知られていなくても、明らかに原始的な型を保っているものの中で、ナメクジウオなどがその一例である。

 

生き仏(生仏)

生き仏[★★★]

 ドラえもんがひみつ道具である『内緒ごみ出しホール』に「スポ」と飲み込まれ、超空間を彷徨っていた。ドラえもんはホールの入口を懸命に探していたが、間違って出口の方を開け、「ドデーン」と大地に墜落して、大の字になって伸びてしまった。与作が失神して倒れているドラえもんを、丁寧に石の上に立たせると、ドラえもんは「ハッ」と目が覚めた。与作は「生き仏」と思って、ドラえもんのご利益に懸命にすがった。

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生き仏:生身の人間でありながら仏としてあがめられ、徳の高い人を指す場合が多かった。

 

しかしそうかといって、すべての事例が完全無欠な人格であったというわけではない。慈悲深い人、柔和で怒らぬ人もよく生き仏のような人と言われた。時には、遊女を生き仏とする思想もあった。

 

イグアナ

イグアナ[★★★]

 スネ夫はのび太に見せびらかすため大きな「イグアナ」を買ってきた。「イグアナだぞ。ペット屋で買ってきたんだ」と言いながら、イグアナを連れて、往来を堂々と散歩している。

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イグアナ:爬虫綱有鱗目イグアナ科の爬虫類の総称である。全長1.52mの大型のトカゲの仲間で、メキシコ、中央アメリカ、南アメリカの大部分とマダカスカル、ガラパコスにも分布する。

 

尾は長く全長の三分の二ほどもあり、先に行くほど細くなっている。背中にとげ状の突起がたてがみのように列生している。姿に似ずおとなしく、驚くと茂みや水中に飛びこんで逃げる。熱帯降雨林の樹上に住むものが多く、木の葉、果実、花などを主食としている。

 

タモリのテレビにおける形態模写によって、イグアナはあっという間に全国に知られるようになったトカゲである。

 

石川五右衛門

石川五右衛門[★★★]

 交番の檻に自ら入った警官はのび太の前で、「ぼくの正体は、石川五右衛門。またの名が、怪人二十面相」であると白状している。

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石川五右衛門安土桃山時代の大盗賊であり、京都三条河原で一族とともに釜煎にされたと言い伝えられている。

 

 釜煎の刑のあと、京都の巷では全く正反対のエピソードが流布していたらしい。石川五右衛門は釜の熱さに耐えかねて、我が子の上に乗って生き延びようとしたとか、釜の中でも我が子を両手で担ぎ上げ、自らを犠牲にして命を落としていったというものである。