ESP(超感覚的知覚)

E.S.P. [★★★]

 ひみつ道具の『E.S.P.訓練ボックス』は、三つの超能力(念力・透視・瞬間移動)を育てることができる。一人前になるには、毎日三時間訓練して、三年もかかるのが欠点である。

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ESP:超感覚的知覚の略であり、超心理学の用語である。透視、テレパシー、予知の総称である。

 

普通の視覚、聴覚などは、知覚対象からの光、音など物理的刺激の生体への到着、感受容器官の興奮、それへの中枢への伝達を経て生じている。しかしESPは、物理的刺激が遮断された状態で知覚を生じたり、その影響を受けたりする現象である。

 

現在のところ、ESPの感受容器官は不明であり、また対象と知覚者の間の空間的および時間的距離との関係もまだ明らかになっていない。

 

家元(家元制度)

家元 [★★]

 ひみつ道具である『家元看板』に書き込めば、きたない板であったけれども、なんの家元にでもすぐなることができる。

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家元:武芸、音曲、茶道、華道などといった日本の伝統的な技能文化において、流祖の正統を伝える地位にある家あるいは人を家元また宗家と呼んでいる。

 

 江戸時代になると新興の武家貴族や富裕な町人が多数出現し、武芸ならびに遊芸を生活の中に取り入れ、盛んに稽古するようになった。江戸時代の中期ごろから、免許皆伝を受けた者は自分の高弟に、免許皆伝する権利をも与えることができるという、いわゆる、古代伝来の完全相伝形式が否定されるという革命的な変化が生じてきた。

 

 その結果、各流派の家元は一切の免許権を独占し、免許皆伝を受けた町の師匠や名取の師匠は教授権のみを与えられる存在になったのである。

 

伊賀者(伊賀忍法・伊賀流)

伊賀忍法[★★]

 ドリーマーズランドの忍者の星で、「服部ジャイゾウ」らは、『忍者修行の成績優秀につき伊賀忍法「ミニ虎の巻」』を授けられた。

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「服部ジャイゾウ」は「忍者ハットリくん」と「ジャイアン」の合体パロディ版である。

伊賀忍法:甲賀流と並ぶ忍術の主流派であり、伊賀(三重県北西部)の地侍や郷士の間に伝えられた忍びの術である。

 

伊賀地方に古来存在した山伏兵法をもととして、火術の妙を加え、種々の忍具を創案して編み出された武術をいう。

 

本能寺の変後、泉州堺にあった家康の三河への帰還に協力した功により、伊賀郷士200人が同心に採用され、隠密頭服部半蔵正成のもとで、長久手、関ヶ原、大坂の陣などで活躍し、伊賀流の名を高めたと言われている。

 

イカルス(イカロス)

イカルス [★★]

 「小惑星イカルス運行が地球の海面に及ぼす影響」というアカデミックな研究課題はドラえもんに言わせると、22世紀の小学生の間ではやっている研究とのことである。のび太の夏休みの自由研究に、ドラえもんが簡単であると言って出したテーマである。

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イカロスギリシア神話の名工ダイダロスの子であり、父の発明した翼で空中を飛んだが、高く飛び過ぎ、太陽の熱で翼の蝋が溶け海に落ちて死んだと言われている。

 

イカルスは1949年パロマー天文台の122cmシュミットカメラで発見された特異小惑星のひとつであり、直径は約1㎞と推定された。なお、イカルスは水星の軌道より内側に入り込む唯一の小惑星である。