あんどん(行燈、行灯)

行燈[★★]

この作品『古道具きょう争』のタイトルページには、「行燈」が描かれている。

[S01366A01066037007]

行灯:油用の灯火具の一種である。底板に油皿を置き、その周囲を木などで角形または丸形の枠を造り、紙を張って火袋とし、灯火が風で消えたり、揺れを防ぐようにした灯火具である。

 

江戸時代になると、多種多様の型が生まれた。具体的な例として、手提行灯、火の見行灯、土蔵行灯、路地行灯、置行灯(座敷行灯、店先行灯、有明行灯)、掛行灯、地口行灯, 釣行灯、辻行灯などを挙げることができる。

 

 行灯の平均の明るさは0.20.5燭光で、現在の10ワットの電球の七分の一の明るさであったといわれている。

 

 語源的には、アンは「行」の、ドンは「灯」の唐音に由来している。当初は室内に置いて使うよりも、手に提げて持ち歩いていたので、アンドンと呼ばれるようになった。

 

アンパンマン

アンパンマン []

 スーパーヒーローになりたい場合、ひみつ道具である『アンパンマン』などがぴったりである。

 [L05402C14019109309]

アンパンマン:あんぱんから生まれたアンパンマンは、あんぱんそのものである自らの顔を分けあえることで、困っている子どもを救う、異色のヒーローである。1969年、月刊誌『PHP』へ発表された「十二の真珠」の中に初めて登場した際は、大人向けのメルヘン作品だった、が、1973年に絵本として出版される際、現在の姿に生まれ変わった。

 

1988年のテレビアニメ作品のスタート以降、食パンマンやメロンパンナちゃんら、個性的なキャラが登場、世代を超えて愛され続ける子どもたちのヒーロー的存在となっている(現代漫画博物館による)

 

アンブロース・ビアス

アンブロース・ビアス [★★★]

 ドラえもんは、時空乱流、つまり「ブラックホール」みたいな落とし穴が人をのみこみ、のみこまれた人はぼくらの世界から突然姿を消す例を紹介している。

 

さらに、古くから言い伝えられている日本の「神かくし」もそのひとつの例であると主張している。具体的な例として、1913年に「アンブロース・ビアス」が行き止まりの洞窟に入ったきり二度と現れなかった例を挙げている。

[L04069C09065108812]

アンブロース・ビアス:アメリカのジャーナリスト、小説家(18421914?)、さらに辛辣無比の風刺家としても著名である。

 

アフォリズムの集大成であり、1911年に『悪魔の辞典』と改題された作品で、今日世界的に有名である。晩年には、人間嫌いとなり、さらに文明社会であるアメリカにを絶望して、1913年の秋、革命に揺れるメキシコに旅立ったまま消息を絶ったと言われている。

 

アンモナイト

アンモナイト[★★]

中生代の海底には、ジャイアンやスネ夫が押しつぶされそうな巨大な「アンモナイト」が繁殖していた。

[L01067C01063108002]

アンモナイト:アンモナイトは、アンモン貝とも呼ばれているが貝ではなく、軟体動物の頭足類に属している。つまり、タコの仲間なのだ。

 

デボン紀から白亜紀にかけての海で栄えた生物だが、時代によって少しずつ形態が変わっているため、示準化石(その地層の年代をきめるための基準となる化石)として使われている。白亜紀の末に恐竜たちとともに絶滅している(藤子・F・不二雄大全集 恐竜ゼミナールによる)