アメダス
ひみつ道具の『アメダスペン』で、モニターに写った地図の場所を囲むと、天気を自由に変えることができる。消しゴムでその囲みを消すと元の天気になる。
赤いペンは気温を上げ、青いペンは雨を降らせ、金色のペンは晴れの天気に、白いペンは雪を降らせ、オレンジのペンは雷を落とし、七色のペンは虹を出す。このモニターの地図上の人物は黒いペンで囲むと、タツマキで別の場所に移されることになる。
[S16180・F13031・028603]
アメダス: アメダスはAutomated Meteorological Data Acquisition Systemの頭文字を組み合わせた名称で、気象庁が1974年から全国的に展開した地域気象観測システムである。
全国に約1300か所あり、約17km四方に一地点の割合で配置されている。自動気象観測所において、雨量はすべての観測所、風向、風速、気温、日照時間は約840の観測所、積雪の深さは約200の観測所でそれぞれ測定されている。風向(1分間平均値)、風速(10分間平均値)、気温、積雪の深さは観測時刻の値が自動的に測定、雨量は観測時刻までの値を自動的に測定される。
自動観測所と東京にある観測された気象資料を集配信するセンターの間は電話回線で結ばれていて、自動的に集められた資料はコンピューターを使って処理され、気象庁、管区気象台、地方気象台などに配信される。
分析されたデータは予報・警報に役立っており、通信回路を通じて、防災機関や報道機関に送られて、気象予報士などによって積極的に活用されている。
アメンボ
ひみつ道具である『アメンボウ』を食べると、人の体は水に浮かび、スケート靴を履いているように、「スイ スイ」と氷面ではなく、水面を滑ることができる。
[S13015・D03054・018004]
「アメンボウ」は「アメンボ」のパロディ版である。
アメンボ:半翅目アメンボ科の昆虫の総称である。アメンボの体の特徴は細長く棒状で、5~30mmのサイズとなっている。脚の中でも中肢と後肢が非常に長く、しかも肢の先に毛が生えているので、水上に浮かんでスイスイと滑走することが可能となる。
アメンボは体の中央にある臭腺から、焦げた飴のようなにおいを発している。それで、語源的にはアメンボのアメは飴を意味し、ンは助詞の「の」の転じたものであり、ボは「坊」を意味するものと解釈できる。
アル・ラシード陛下(ハールーン・アッラシード)
アル・ラシード陛下 [★★★]
アラビアの港町では、「アル・ラシード陛下の部下」が無届けの出帆を徹底的に取り締まっていた。
[L04457・C11073・109011]
ハールーン・アッ・ラシード:アッバース朝第5代カリブ(在位786~809)第3代のマフディーとベルベル人後宮奴隷ハイズラーンとの間に生まれた。
ラシード王の治世はアッバース朝の極盛期であった。内的統一の維持に意を注ぎ、さらに、官僚機構の整備と国内産業の振興に努めた。国力は充実し、首都バクダッドは未曽有の繁栄を迎えた。
彼はまた『千夜一夜物語』に登場し、歴史上実在する人物として、さらに物語の中心人物の1人としてとても有名である。