アブラナ(油菜)

あぶらな[★★]

  チョウの飼育には、「あぶらな」という植物が必要である。チョウのタマゴは青虫になり、さなぎになって、脱皮して成虫になる。

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あぶらな(油菜):アブラナ科の二年草であり、一般にはアブラナまたはナタネと呼ばれている。植物学的には、在来種のナタネとセイヨウアブラナの二種を含み、作物として世界の各地で栽培されている。

 

 主として稲作の裏作作物として栽培され、鮮やかな黄色のナタネ畑は初夏の風物詩であった。我々の子どものころのナタネ畑の光景は今でも脳裏に鮮明に焼き付いて記憶されている。安価な輸入品に太刀打ちできないため、国内栽培は年々減り、種子から菜種油をとるセイヨウアブラナも青森、鹿児島県の二県でのみ栽培されている程度である。現在では、葉は食用、観賞用、飼料に用いられる。

 

アホウドリ

アホウドリ[★★★]

 タガロの大きな「ムカシダイダラアホウドリ」に乗れば、天国から飛び出せるという意見にしたがって、のび太たちはホイくんからひみつ道具に相当する『万能たずな』を借りて、この鳥に取り付けて空に飛び出した。

 

長時間飛んだため、鳥ものび太もドラえもんもすべて腹ペコであった。ひみつ道具である『迷子探し機「ごはんだよー」』のにおいにつられて、雲の王国に一行は舞い戻ることができた。

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アホウドリ:鳥綱ミズナギドリ目アホウドリ科の海鳥の総称である。ガンよりも大きく、翼を広げると23.5mにも達する。体は主に白色で、翼および尾羽の先端は黒色である。

 

アホウドリはグライダーと同じように自力で飛翔できないので、長い翼を伸ばしたまま海面近くに生じる風速差を利用して、飛び続けることが可能になる。そのため、一年中風がある中・高緯度海域に分布し、風の少ない熱帯地域に住むことができない。

 

羽毛利用のため大量に捕獲されたので、一時全滅の危機に瀕したが、日本では鳥島や尖閣列島において生存が確認されており、現在特別天然記念物や国際保護鳥の指定を受けている。

 

学名に「アホウ」という常識では考えられないようなネーミングがついたのは、歩くことが下手の上、鳥でありながらなかなか飛び上がることができず、簡単につかまってしまうとか、人を恐れず、人が近づいても逃げないという行動に起因しているものと推測できる。

 

アホウドリ君の名誉を回復するため、ゴルフではアホウドリの別称アルバトロスという用語が存在している。パーより3打数少ない状態でホールを終えたとき、ダブルイーグルともいうがアルバトロスという用語が用いられる。アルバトロスはホールインワンよりも確率的に低くくて、難しいものである。