アコヤ貝(阿古屋貝)
アコヤ貝[★★]
ドラえもんによれば、「アコヤ貝」は、「自分のからだにはいってきたしんをしんじゅのもとになる物質でくるんでいく。三年もたつと、まん丸なしんじゅ」を作ることができる。つまり、真珠はほとんど「アコヤ貝」で作られるとのことである。
[S13285・A28185・038211]
阿古屋貝(アコヤ貝):養殖真珠の母貝に使うウグイスガイ科の二枚貝である。愛知県の阿古屋の浦に多く産したことからこうした名称が付けられたと言われている。形は四角形状であり、殻の高さは7.5cm、長さは7cmであり、殻の色は黒褐色で、殻の内面は鮮やかな真珠光沢を帯びている。
養殖用の真珠母貝は1年で4~5cm、4年で7~8cmに成長し、貝の寿命は12年程度と言われている。貝の分布は房総半島や牡鹿半島以南から九州まで広く及び、水深10m(潮間帯から岩れき底まで)までの海岸に棲息している。
アジト
アジト[★★]
ロコロコが話に夢中になっていたため、目標である地下組織の「アジト」を通り過ぎてしまった。
[L02549・C06141・108412]
アジト:英語のagitating-pointの略である。労働争議や政治的ストライキといった非合法運動あるいは革命運動の扇動司令所である。また、活動家の潜伏する隠れ家を意味する用語でもあった。
日本でも、アジトという言葉が用いられたのは、大正時代のマルクス主義運動においてであった。しかし、戦後もしばらくすると、アジトはむしろ急進的新左翼運動の用語となり、警察に対して身を隠すとともに、他のセクトからの攻撃を防ぐための場として用いられるようになった。
アダージォ
アダージォ[★★]
のび太はしずちゃんの持っていた少女漫画『星くずのアダージォ』を、ひみつ道具の『アニメ箱』で見ることができた。
[S15611・A44068・028503]
アダージョ:音楽における速度標語のひとつである。アンダンテとラルゴの中間の早さ、「静かに穏やかに」を意味する。
アダム
アダム[★★]
のび太が『どこでもドア』で、しずちゃんの家に行くと、しずちゃんはいつものようにお風呂に入っていた。しずちゃんの目の前で、ひみつ道具である『腹話ロボット』は、「アダム」とイブが「なぜ服をきるようになったか。神のいいつけにそむいて禁断の木の実をたべたからだ」といった講釈を始め出した。
[S19376・A32147・078110]
アダム:神はアダムを土から造り、エデンの園の耕作者とした。その後、アダムを熟睡させ、彼の肋骨から妻となるイブを造った。そして二人に被造世界の統治を委ねることになった。
神が禁じた知恵の木の実を蛇のそそのかしによって、最初イブが食べ、イブのすすめでアダムも食べることになった。そして、二人は自分自身の裸に対する羞恥心に目覚めることになった。
神は禁令を破った二人をエデンの園から追放し、アダムには生涯のつらい労働を、イブには生みの苦しみを課した。