ア行で始まるお宝項目(その25)
オシン仮面[★]
ドラえもんは『タイムマシン』に乗って、まだ発売されていない『ライオン仮面』の登場する雑誌を読むことができた。ドラえもんは町内の子どもたちを土管のある広場に集めて、ライオン仮面のその後を話している。
次号の十月号では、ライオン仮面の弟である『オシン仮面』が登場して、「苦心の結果、くらやみ団の本部をつきとめ…、乗りこんでいく!」というものであった。
しかし、オシン仮面もくらやみ団に捕まり、縄で吊され、光線銃の攻撃を受けて、「グエーッ」と絶叫している。
[S01532・A03011・047106]
おたくはサルをかってるの?[★★]
しずちゃんと家庭教師が「クスクス ウフフ ホホホ」ととても楽しく話しているので、ひみつ道具である『透明ぺンキ』で身を隠したのび太は、「キーッ」と叫んで苛立っていた。
それを聞いて、家庭教師はしずちゃんに「おたくはサルをかってるの?」と質問している。
[S04488・E01010・067505]
お団子[★]
ジャイアンもひみつ道具である『ラッキーガン』で、自らを撃つと赤玉に当たった。すると、いい気持ちになり、「ウワ~オ」と叫ぶと、赤ちゃんの振り回した串刺し「お団子」のひとつが、大きな口の中に「スポ」と飛び込んできた。
さらに、父ちゃんに映画を連れて行ってもらい、途中で百円玉を拾うこともできた。ジャイアンの父ちゃんは母ちゃんに比べるとかなり甘いところがある。
[S02576・A04172・067410]
落ちこぼれ[★★]
1970年代後半に、学校の授業についていけない子どもの問題が社会的に注目を集め出した。さらに、矛盾するようだが、当時「乱塾時代」という言葉も流行語になっていた。
『てんとう虫コミックス』アニメ版『2112年ドラえもん誕生』という作品で、ドラえもんはオシャベリロボットであるスネキチから「おまえみたいな落ちこぼれには道具を使いこなすの無理だって…」と言われている。
[M088041・M088041・129508]
落ち葉でやきいもをやくしずちゃん[★★★]
のび太がひみつ道具である『窓景色切り替え機』を使って、しずちゃんの部屋の窓に切り替えると、しずちゃんは庭の落ち葉で、さつまいもを焼き、とてもおいしそうに「やきいも」を食べていた。
[S08337・A19181・047811]
落目荘[★★★]
野比家の近くに柿原画伯が住んでいたのは昭和二十四年ごろであった。『タイムマシン』に乗ってその時代に行くと、空き地も多く、柿原画伯が下宿していたアパート「落目荘」を何とか見つけることができた。
当時、柿原画伯は「家賃」や「新聞代」も払えず、そば屋や米屋や酒屋の集金がきても一円も払えない状態であった。
そこへ、ドラえもんとのび太が絵を買いに行くと、初めての絵を買いに来たお客さんであるといって大歓迎された。
好きな絵を持っていってくれと言われたが、代金を払うと、昔のお金ではなく、今のお金であったので、柿原画伯は「からかったんだな。ぼくを」と腹を立てて、プイと横を向いてしまった。
[S02335・A06063・047212]