ジャイアンの名句・冗句(その3)
思いっきり汗にまみれてかけまわりたいんだよ[★★]
中学生に空き地を奪われて、野球ができなくなってしまったので、ジャイアンは泣きながらドラえもんに「思いっきり汗にまみれてかけまわりたいんだよ」と訴えている。
[L01226・C02032・108009]
おもてのもようがうらに、うらのがおもてについているめずらしい五十円だ[★★]
ジャイアンは「これは五十円でも、ただの五十円じゃないぞ。おもてのもようがうらに、うらのがおもてについているめずらしい五十円だ。百円のかわりにやろう」と言ったレトリックを使ってのび太に手渡した。
[S03545・A09119・067507:77]
おれたちゃやるときめたらやりとおす男だ[★★★]
ドラえもんはジャイアンにひみつ道具である『無視虫』に、絶対刺されない自信があるかどうかを尋ねた。すると、ジャイアンは「おれたちゃやるときめたらやりとおす男だ」と答えて、そのひみつ道具の存在を全く問題にしなかった。
[S15698・B05124・0386102]
おれって、どうして人気がないんだろ[★★]
誕生日が終わった真夜中、ジャイアンがドラえもんを訪ねて来て、しみじみと「おれって、どうして人気がないんだろ」という話を切り出した。
[S11236・A23047・038006]
おれってつまんない男だけどよ。歌だけは自信があるんだ[★★]
ジャイアンがリサイタルを終って、多くの子どもたちの前で、複雑な心情を吐露した。その意味深なセリフとは、「おれってつまんない男だけどよ。歌だけは自信があるんだ」という身勝手なものであった。
[S01580・I01138・047110]
おれにむかってその口のききかたはなんだ[★★]
のび太はひみつ道具である『ジキルハイド』を飲んで、「ジャイアン!」と怒鳴りつけた。
すると、ジャイアンは「おれにむかってその口のききかたはなんだ」とすごんだが、いつもとちがって、のび太は顔を真っ赤にして、「なんだとはなんだ」とやり返した。
[S02390・A06155・057305:75]
おれはかーちゃんのどれいじゃないっつーの!![★★★]
世の中で一番怖いかあちゃんに対して、あのガキ大将のジャイアンが泣きながら「子どもにだって人権があるっつーの!!」と抗議した。それに続いて、さらに「おれはかーちゃんのどれいじゃないっつーの!!」と反発した。
すると、ジャイアンよりも一枚も二枚も上手のかあちゃんは「ベチ」とビンタをくらわし、「そんなせりふはどれいみたいにはたらいてからいうことよ」と、ピッシャリと抑えつけている。
[L04022・C09018・108810]
おれはな、日ごろからおまえの目つきが気にいらなかったんだ[★★]
ジャイアンがスネ夫に、「おれはな、日ごろからおまえの目つきが気にいらなかったんだ」と毒づいたので、のび太がひみつ道具である『まあまあ棒』を口にあてると、ジャイアンはピタリと静かになった。
[S11311・A23055・038101:77]