ドラえもんの名句・冗句(その12)
なんでもちょっとうまくいかないとすぐになげだすようじゃろくなことにならない[★★]
のび太はひみつ道具である『見込み予報機』に、「べ~」の連発をくらってしょげきっていた。それを見て、ドラえもんは「なんでもちょっとうまくいかないとすぐになげだすようじゃろくなことにならない」といった素晴らしいアドバイスをしている。
[S08387・E06024・047903]
なんというひきょうで、ざんこくで、いんけんないじめ方だ。そんなことするやつは人間のくずだ!![★★]
土管のある広場で、ジャイアンは友だちに「これからはのび太を無視するんだぞ!」と命令した。それを聞いて、ドラえもんは「なんというひきょうで、ざんこくで、いんけんないじめ方だ。そんなことするやつは人間のくずだ!!」と猛烈に腹を立てた。
[S15697・B05123・038602]
なんとか自分の力で助かってもらおう[★★]
二人の遭難者は岩穴で、ドラえもんがこっそり持ってきた温かいラーメンを食べることができた。次の日も吹雪いて、その上、捜索も打ち切られたので、ドラえもんとのび太は再度、『どこでもドア』から二人の救助に出向いた。
遭難者の二人は自力で下山を始めたが、山小屋に着く前に倒れてしまった。ドラえもんはまだ「なんとか自分の力で助かってもらおう」と考えていた。
二人はドラえもんに当てられると寝ながら歩けるひみつ道具の『ムユウボウ』と、交互におんぶしながら、ドラえもんの取り出したひみつ道具の『ミニ雪上車』に引っ張ってもらって、山小屋へ避難することができた。
[S03362・I06120・047308]
なんべんしかられても、おなじことくりかえすからわるいんだ[★★]
のび太が夜遅く帰ると、パパとママから、「ガミ ガミ ガミ ガミ ガミ ガミ ガミ」と、長時間にわたってお説教を受けた。ドラえもんも、「なんべんしかられても、おなじことくりかえすからわるいんだ」と注意している。
[S18224・A14078・077701]
のび太くんがぼくにたよらず、まがりなりにも自分で考えて行動した点で大きな意味があった[★★★]
『のび太の恐竜』という大長編の導入部分でののび太の活躍を総括して、ドラえもんは「のび太くんがぼくにたよらず、まがりなりにも自分で考えて行動した点で大きな意味があった」と珍しく極めて高い評価を下した。
[L01403・C01039・108001:36]
人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか[★★]
ドラえもんから「人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか」と、ハッパを掛けられたので、のび太は傷だらけ、アザだらけになって練習した結果、タケウマに乗れるようになった(68頁)
[S04234・A01190・037401]
人のコースを進んでもいいことないよ[★★]
ドラえもんはのび太に、「人のコースを進んでもいいことないよ」と厳しくアドバイスしている。
[S10542・A33044・058110:143]
人の親切を、ありがたいと思わないのか[★★]
のび太は「玉夫おじさん」から『少年大百科』をプレゼントしてもらったが、マンガのほうがよかったと不平を漏らした。すると、ドラえもんから「人の親切を、ありがたいと思わないのか」と叱責された。
[S19431・E17013・078203:116]