ドラえもんの名句・冗句(その5)
気に入らないからってつぎつぎに消していけば、きりのないことになるんだよ。わかった?[★]
のび太は屋根の上で、「グスン」と涙を流しながら、「一人でなんて…、生きていけないよ…」とつぶやくと、ドラえもんが「気に入らないからってつぎつぎに消していけば、きりのないことになるんだよ。わかった?」と影からささやいた。
[S07231・A15139・047706:24]
きみがいじめられたとしたら、どんな気がする。自分がいやなことは人にもするな[★★]
ひみつ道具である『吹き替え糸電話』を使って、いじめられたネコはいじめっ子に対して、「きみがいじめられたとしたら、どんな気がする。自分がいやなことは人にもするな」と、ドラえもんの吹き替えを積極的に活用している。
[S16115・A37128・028506]
きみ自身が注意力を育てないかぎり、安全な場所などどこにもないんだよ[★★]
さまざまな災難を体験したのび太に対して、ドラえもんは「きみ自身が注意力を育てないかぎり、安全な場所などどこにもないんだよ」といった厳しい結論を下している。
[S14493・B01158・058510:91]
きみって、ほんとにぶしょうだね[★]
ドラえもんはひみつ道具の『宝の地図探し機』であらかじめ4、5枚の地図を探しておいた。宝を探しに行こうと誘うと、のび太は「行かなくてもいいよ。うめてある場所をここへもってくれば」と言い出す始末。
開いた口がふさがらないドラえもんは「きみって、ほんとにぶしょうだね」とこぼしてしまった。
[S09181・D06006・027801]
きみの二つの心をつき出したんだ。黒がなまけ心、白ががんばり心[★★★]
ドラえもんはのび太に愛想も尽きはて、最後の手段として、ひみつ道具である『心突き出し撞木』でのび太の後頭部を「ゴチン」と突いた。
すると、「きみの二つの心をつき出したんだ。黒がなまけ心、白ががんばり心」が目の前に現れた。黒のなまけ心が異常に肥大し、白のがんばり心は「ヨロ ヨロ」としてひ弱な存在であった。
しかし、ひ弱であったけれども、最後まで何とかしようとする意志を持ったけなげな奴でもあった。
[S14509・B01188・058512:47]
きみはかならずちょうしにのって、ろくでもないことに使うからあげない[★★]
ひみつ道具をいつものように欲しがるのび太に対して、ドラえもんもいつものように「きみはかならずちょうしにのって、ろくでもないことに使うからあげない」と断っている。
[S14342・B03066・048407]
きみはそういう、軽はずみなやつさ。やったことはしょうがないじゃないか[★★]
ドラえもんは十個の「カップめん」を一度に食べるという、のび太のあきれたチャレンジを聞いて、「きみはそういう、軽はずみなやつさ。やったことはしょうがないじゃないか」とやさしく諭している。
[S05518・B01022・067712]