中央公論社のドラえもん第3巻(その2

ジャイアンはうそつくような男じゃないとゴマするスネ夫[★★★]

 のび太が前に貸した本を、ジャイアンに返して欲しいと催促すると、「だいぶ前に返したぞ」と言い張るので、思わず「ええっうそだ!」と言葉を滑らしてしまった。

 

ジャイアンが「カッ」となって、のび太の胸ぐらをつかんだ時、スネ夫がやってきた。ジャイアンの話を聞いて、スネ夫は「ジャイアンくんはうそをつくような男じゃないぞ。取りけしてあやまるべきだ」と見え見えのゴマをすりだした。

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ジャイアンくんは心が広いなあ[★★★]

 ジャイアンが悪かったけれども、のび太が道路に正座して両手をついて謝ったので、ジャイアンは「うん、わかればそれでいいのだ」と鷹揚に答えた。すると、かたわらのスネ夫は「ジャイアンくんは心が広いなあ」と絶賛している。

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マジックボックス[★★]

【道具解説】 筒型であるひみつ道具の『マジックボックス』に付いている、下の穴から足を出すと、目の付いた筒からも足が出る。足を動かすと、筒の中の足も「ピョン ピョン」と動き出す。

 

上の穴からのぞくと、筒のレンズに写った景色を見ることができる。真ん中の穴に腕を入れると、筒に腕がニョキッと出てくる。

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メガネメガネ…[★★★]

 ひみつ道具である『マジックボックス』の「筒」から出た手によって、のび太のママはメガネを「パッ」と取られた。以前の漫才ブームの時、横山やすしが舞台で、西川きよしにメガネを取られて、投げられた際にした、「メガネメガネ…」という仕草を、のび太のママも始め出した。

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藤子不二雄[★★★]

 のび太がジャイアンに貸した『海の王子』は第2巻であった。表紙には「藤子不二雄」と書かれていた。

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こども百科事典[]

 スネ夫はジャイアンに小学館の『こども百科事典』(ほ&わ)の巻を貸していた。

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のぞきお化け[★★★]

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のぞきお化け[]

 「のぞきお化け」とは、地球人の生活を観察するという夏休み自由研究のため、円盤に乗って、のび太を観察にやってきた宇宙の子どものことである。

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のぞきお化けの二つの眼がトイレの壁などから、のび太をジッと見つめる[★★★]

 のび太は最近、「ジィ~ッ」と何度も何度もだれかに見られているような気がした。トイレに入ると、「のぞきお化けの二つの眼がトイレの壁から、ジッとのび太を見つめる」ので、腰が抜けるほど驚いてしまった。

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宇宙の子どもの観察者[]

 のぞきお化けとは、地球人の生活を観察するという夏休み自由研究のため、円盤に乗って、のび太を観察にやってきた「宇宙の子ども」のことである。

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眠りすぎがいけないのよ。頭がぼけちゃって[★★★]

 のび太がママに、「かべに目が…」と報告すると、のび太のママはのび太の額に手を当てて、「眠りすぎがいけないのよ。頭がぼけちゃって」と注意し出した。

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