てんとう虫コミックス短編第44巻(その11)
ハワイがやってくる [★★]
[A44145・S17356・049008:01]
海外旅行[★]
スネ夫の航空便の書き出しは「ぼくみたいに海外旅行のベテランになると、ハワイなんて今さらと思うけど」といったのび太にとって、とてもしゃくにさわるものであった。
[A44146:2303]
航空便[★]
スネ夫からのび太に「バサ ドサ」と写真の一杯入った「航空便」が届いた。
[A44146:2303]
出木杉の夏休みの宿題天体写真(宇宙にあこがれる出木杉)[★★★]
夏休みの宿題の中間発表会に、出木杉は毎晩夜更かしし、月や星の「天体写真」をたくさん撮影して発表した。そして、もし可能なら、「月とか火星」へ行きたいという夢を語った。ジャイアンは「ばーか! いけるわけないじゃん」と一蹴したが、しずちゃんは「夢をもつのはいいことだと思うわ」と積極的に応援している。
『深読みガイド』は「純粋な夢を持てることは出木杉の強い武器なのだ」と分析している。
[A44148:05129]
阿寒湖[★★★]
しずちゃんは北海道へ行って、「阿寒湖」の水草の一種であるマリモを買ってきた。
[A44149:2101]
天然記念物[★★]
出木杉が育つのに何十年もかかり、「天然記念物」であるマリモを、しずちゃんが持ってきたことに対してとても厳しく注意した。しかし、そのマリモはお土産用の作りものであった。
[A44149:24]
マリモ[★★]
しずちゃんは北海道へ行って、阿寒湖の水草の一種である「マリモ」を買ってきた。
[A44149:1601]
山口県の秋芳洞(怒るべきときには怒る)[★★★]
ジャイアンは「山口県の秋芳洞」から、本物の「鍾乳石の先っぽ」を取ってきたと、実物を見せながら発表会で報告した。すると、めずらしく激怒した出木杉が「な、なんてことするんだ!! 地下水のわずかなしたたりが、何百年も何千年もかけてつくったんだよ」と説明を続けた。
『深読みガイド』は「ふだん冷静で温厚な出木杉も、許せない行為に対しては正面から怒る。さすがのジャイアンもこれには反論できなかった」と解説している。
調子に乗ったのび太はジャイアンに対して、「いってやろ、いってやろ。おまわりさんにつかまって死刑になるぞ!!」と追い打ちを掛けた。すると、のび太は猛烈に、ジャイアンから追い掛けられることになった。
[A44149:05049]
鍾乳石[★★★]
ジャイアンは「山口県の秋芳洞」から、本物の「鍾乳石の先っぽ」を取ってきたと、実物を見せながら夏休みの発表会で報告した。
[A44150:1502]
年月圧縮ガン[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『年月圧縮ガン』は、「長い年月がかかる現象を手っとり早く完成させる道具」である。
[A44151:02282]
石筍[★★]
秋芳洞では、ドラえもんたちは見事な鍾乳石と「石筍」を観察することができた。
[A44152:1502]
「石筍」とは、石灰洞の床上に水が滴下し、含まれている炭酸カルシウムが沈殿・堆積して生じたタケノコ状の突起物のことである。
炭酸カルシウム[★★]
鍾乳石は地下水の雫に含まれている、ほんのわずかな「炭酸カルシウム」が固まってできたものである。
[A44152:1401]
逆光線[★]
のび太がひみつ道具である『年月圧縮ガン』を使って、阿寒湖の小さなマリモをとてつもなく巨大なマリモに育てた。やりすぎであったので、ドラえもんがその「ガン」の「逆光線」で元のサイズに戻している。
[A44153:1502]
太平洋プレート[★★]
ドラえもんによれば、「ハワイ諸島は太平洋プレートの上に乗っかっていてこれが東へ一年に数センチずつ動いている」そうである。「地球の表面はプレートといっていくつかのかたいからに包まれている」
[A44154:1502]
ハワイ諸島[★★]
ドラえもんによれば、「ハワイ諸島は太平洋プレートの上に乗っかっていてこれが東へ一年に数センチずつ動いている」そうである。
[A44154:21025]