てんとう虫コミックス短編第37巻(その14

大人気!  クリスチーネ先生 [★★★]

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愛フォルテシモ[★★]

 『愛フォルテシモ』は「クリスチーネ・剛田」の『ベルサイユのバラ』風の新作である。落選はしたけれども、電話でラフレジアの編集長から「すばらしい才能のひらめき」があり、「今度新作をかいたら、ぜひみせてくれって」と言われた作品でもある。

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フォルテシモ」とは、音楽の強弱標語のひとつで、きわめて強くの意である。

 

のび太のマンガ観賞力[★★★]

 「のび太のマンガ観賞力」は意外に高く、『愛フォルテシモ』を最初に読んだ時、「う~ん、…」とうなりながら、「ジャイ子が…、こんな美しい物語を…、あの顔で…」と最後の一言は余分であるけれども、とても感動している。プロの編集長が評価する前に、こうした的確な審美眼を発揮している。

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新人賞[]

  のび太が『愛フォルテシモ』に感動したので、ジャイアンは「新人賞に応募して通ると思う?」と尋ねた。すると、のび太は「みこみあるね」ときっぱり言い切っている。

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女よ!![★★★]

 ジャイ子は久しぶりに自信のあるマンガを描くことができた。しかし、また落選したら、「もう自分の才能に絶望するしかない! 生きていけないわ!!」とジャイ子は泣きながら叫んだ。それを聞いて、ジャイアンが「だしてみなきゃわかんねえだろ!! 男ならやってみろ!!」と激励した時の、ジャイ子の一声「女よ!!」である。

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思い切りハサミ[]

【道具解説】 ひみつ道具である『思い切りハサミ』の「チャキーン」という音を耳にすると、迷っている人は思い切って行動ができるようになる。

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少女雑誌[]

 「少女雑誌」に投稿した作品は、ジャイ子の「まんが家生命」をかけた作品であった。

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まんが家生命(ジャイアンにはジャイアンを!![★★]

 『少女雑誌』に投稿した作品は、ジャイ子の「まんが家生命」をかけた作品であった。「もしおちたら…、二度と立ち直れなかったら…、おまえら覚悟しろよ」とジャイアンから言われていたが、結果はその通りになってしまった。

 

ドラえもんとのび太がジャイアンに追い掛けられているところへ、『タイムマシン』で明日から帰ってきたジャイアンが朗報を持ってきた。つまり、落選はしたけれども、編集長から「素晴らしい才能のひらめき」がある作品と絶賛されたという。

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すばらしい才能のひらめき[★★]

 『愛フォルテシモ』は落選したけれども、編集長から「素晴らしい才能のひらめき」がある作品と絶賛された。

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ラフレジアの編集長[★★]

 ジャイ子の『愛フォルテシモ』は落選したけれども、「ラフレジアの編集長」から「素晴らしい才能のひらめき」がある作品と絶賛された。

 

『深読みガイド』は「絵から推測すると一般男性と高貴な女性の純愛まんがのようだ」と結論付けている。

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「ラフレジア」は「ラフレシア」のパロディ版である。