てんとう虫コミックス短編第34巻(その7)
自動返送荷札[★★]
[A34092・S14372・048410:01]
ガラスのカメ[★★]
みんなに引っ張りだこの『ガラスのカメ』というマンガを、ジャイアンはスネ夫から借りる約束をしていた。スネ夫が「どこかへいっちゃたんだよ!!」と言い訳するので、ジャイアンはスネ夫の首根っこをつかんで、「だれにかしたか、思いだせ!!」と問い詰めている。
[A34094:06]
「ガラスのカメ」は「ガラスの仮面」のパロディ版である。
ガラスの仮面:初出『花とゆめ』(白泉社)1976年1月号から不定期連載、美内すずえ作。一見、平凡そのものの少女北島マヤ。しかし彼女は、舞台の上では比類なき輝きを放つ演劇の天才少女だった。
マヤの才能を見抜いた往年の名女優・月影千草は、以前自らが演じた幻の名作『紅天女』を演じる後継者として、マヤを厳しく育て始める…。抜群の臨場感溢れる展開と、マヤを唯一のライバルと信じる天才少女・姫川亜矢、マヤを支える「紫のバラの人」・速水真澄ほか秀逸なキャラクター設定が読者の心をつかんで放さない。
連載開始以来実に30年以上、未完で、新刊を待つファンをやきもきさせている。テレビ化、舞台化もされた(現代漫画博物館による)
自動返送荷札と自動返送荷札速達用[★★]
【道具解説】 ひみつ道具の『自動返送荷札』を付けると、自動的に持ち主の家に帰ることができる。例えば、スネ夫の『ガラスのカメ』という本にこの荷札を付けて、「ポイ」と窓から道に捨てると、買い物をしている奥さんが拾って、しばらく運んだ後また捨てる。
次は学生さん、時には犬にバトンタッチされて、スネ夫の家に着き、ママが拾ってスネ夫の本棚にしまっている。この荷札には「速達用」もある。
[A34095:02119]
ギタギタのボロボロ[★★]
スネ夫は、『ガラスのカメ』を最後に貸したのは、のび太だったぞと問い詰めてきた。かたわらで、ジャイアンが「ギタギタのボロボロ」にしてやるとすごんでいる。
[A34098:05]
迷子のおじょうちゃん[★]
ドラえもんは「迷子のおじょうちゃん」には、『自動返送荷札速達用』を付けて、無事ママのところに帰れるようにしている。
[A34099:03]
太田さん[★]
ひみつ道具の『自動返送荷札』で送ったゴルフバックが、まだ「太田さん」の家に届いていないので、さらに、ひみつ道具の『追跡アロー』で跡をたどると、矢印は太田さんの家ではなく隣の家に入っていった。
ドラえもんとのび太が「ゴルフバックとどいたでしょ。あれは太田さんのだから返してよ」と大声で怒鳴ってしまった。実際は太田さんが隣から借りたものであったので、『タケコプター』で帰る時、二人は顔を赤らめながら怒鳴ったりして、とても恥ずかしいと大いに反省していた。
[A34101:03]
追跡アロー[★★]
【道具解説】 『自動返送荷札』で送ったゴルフバックが、まだ太田さんの家に届いていないので、ひみつ道具である『追跡アロー』で跡をたどることになった。
[A34101:02145]