てんとう虫コミックス短編第30巻(その17

ゴキブリ帽[★★]

【道具解説】 『ゴキブリ帽』は、のび太の「いじめっ子におわれたら、パッとにげられる道具が欲しい」と言った、リクエストに登場したひみつ道具である。

 

「ゴキブリ帽」は「てきがどこから近づいても発見できる」魚眼レンズ、「まわりのようすを正確に調べる」レーダーアンテナ、「筋肉に電流を流しすばやく行動させる」電極、「どっちへにげたらいいか計算する」コンピューターで構成されている。このひみつ道具に必要な材料はすべて材料箱にそろっている。

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空中歩行機[★★]

【道具解説】 「空とぶ機械が欲しい」と言ったのび太の要求に登場したひみつ道具は『二本の足だけで空中を歩く機械=空中歩行機』である。説明書には、「右足を空中にあげ、それがおちるまえに左足をあげる。うんとはやくくりかえせば空を歩ける」と書いてある。この歩行機の欠点はとても疲れることである。

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オールシーズン花壇[★★]

【道具解説】 のび太に対するしずちゃんのリクエストは「春、夏、秋の花が一年中いつでも見られる花だん」であった。『オールシーズン花壇』は春・夏・秋の花で構成され、太陽灯、水タンク、ヒーターとクーラーと水パイプのグリッドで、三つの季節の気候がたえずコントロールされているひみつ道具である。

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グリッド」はこの文脈では、網状をしていて、水の流れを加減するツールの意である。

 

こづかい製造機[]

 のび太が『ハツメカー』で何でも作れる、といううわさが流れたので、はる夫は「こづかい製造機」をリクエストしている。これはひみつ道具ではない。

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スポーツマンになれる薬[]

 のび太が『ハツメカー』で何でも作れる、といううわさが流れたので、安雄は「スポーツマンになれる薬」をリクエストしている。これはひみつ道具ではない。

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テストで百点取れる鉛筆[]

 のび太が『ハツメカー』で何でも作れるといううわさが流れたので、級友の男の子は「テストで百点取れる鉛筆」をリクエストしている。これはひみつ道具ではない。

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発明料[]

 のび太は最初、スネ夫の頼みをかたくに断っていたが、「発明料千円!!」のひと言でアッという間に買収されてしまった。

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ファイタースーツ[★★]

【道具解説】 スネ夫のリクエストはどんな強いいじめっ子でもやっつけられる道具であり、ジャイアンのリクエストはどんな強い相手でもいじめられる道具であった。ひみつ道具である『ファイタースーツ』はお互いに矛盾しているため、なかなか決着をつけることができなかった。

 

因みに、スネ夫の発明料は千円で、ジャイアンの発明料は十円であった。この矛盾を解決したのはドラえもんであり、二人にとって最も苦手なかあちゃんやママに言いつけることであった。

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ドラえもんと仲直り機[★★★]

【道具解説】 『ドラえもんと仲直り機』はドラえもんマンガ史上最も笑えるひみつ道具である。のび太は手のついたランドセルを背負い、両手に山のようなタマネギのみじん切りが入ったどんぶりを持ってまず立ち、次に、ランドセルの手がのび太の頭を「グイ グイ「押して、どんぶりに強く押しつける。

 

最後には、タマネギが目にしみて、「ポロ ポロ「涙を出しながら、のび太はドラえもんに泣いて謝る仕組みになっている。

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