てんとう虫コミックス短編第30巻(その7

真夜中の電話魔 [★★]

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ガリベンくん(出木杉できすぎ伝説)[★★★]

 「ガリベンくん」は出木杉くんに勉強で、どうしても勝つことができない、いつもクラスで二番の男の子である。そのため、真夜中に電話を何度もかけて、出木杉が十分睡眠を取れないような悪質ないたずらをしている。

 

『深読みガイド』は「No.1がねたまれ憎まれるのは宿命なのだ」と結んでいる。

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ダンゴみたいな手[★★★]

 ドラえもんがダイヤル式電話機のダイヤルを、「ダンゴみたいな手」で上手にかけているといって、のび太にからかわれている。ダンゴみたいな手に親指状の突起が現れるためである。

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物体電送アダプター[★★]

【道具解説】 ひみつ道具の『物体電送アダプター』を、電話機の送話口にセットすると 何でも送ったり、取り寄せたりすることができる。

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松田精肉店の主人[★★]

 のび太はひみつ道具である『物体電送アダプター』を電話の送話口にセットして、「松田精肉店の主人」にトンカツを注文し、お金を払いながらトンカツ用の肉を受け取っている。

 

『深読みガイド』は精肉店のご主人らしく、丸々とした体型」と紹介している。

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怪電話[★★]

 出木杉は自分の勉強部屋に自分専用の電話を引いている。その電話に毎晩夜遅く、「怪電話」がかかってきた。『真夜中の電話魔』という作品でも、出木杉はベッドで睡眠を取っている。

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いたずら電話(出木杉にジェラシー!)[★★]

 真夜中の「いたずら電話」で、顔色も悪く、成績も下がってきている出木杉に対して、ジャイアンは「気にすんな、これまでがよすぎたんだよ」、スネ夫は「のび太を見ろ。しょっちゅう0点でも明るく生きてる」と慰めた。

 

すると、しずちゃんが「出木杉さんに、そんななぐさめ方ってないわよ」と、かなり真剣に抗議している。しずちゃんは出木杉を特別視していた。

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最低の犯罪[]

 のび太は「いたずら電話なんて、ひきょうできたなくて最低の犯罪だよ」と握りこぶしを作って、ドラえもんに訴えている。

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無神経(意外におませ)[★★]

 ドラえもんが往来で、しずちゃんに向かって「スカート忘れた!!」と叫んだので、顔を赤らめたしずちゃんから「大声でいわないで。人が聞いたらへんに思うでしょ」と抗議した。のび太も「ばかだな、じつに無神経なやつだな」と猛烈に腹を立てた。

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クラスで二番のガリベンくん[★★]

 怪電話の主は「ガリベンくん」であった。犯行の動機は「出木杉くんがいるかぎり、ぼくはどうしても一番になれない。くやしくて…」というものであった。この件からも、出木杉の学力はクラスの中で、飛び抜けていたことが伺える。

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