てんとう虫コミックス短編第30巻(その7)
真夜中の電話魔 [★★]
[A30054・S11630・068305:01]
ガリベンくん(出木杉できすぎ伝説)[★★★]
「ガリベンくん」は出木杉くんに勉強で、どうしても勝つことができない、いつもクラスで二番の男の子である。そのため、真夜中に電話を何度もかけて、出木杉が十分睡眠を取れないような悪質ないたずらをしている。
『深読みガイド』は「No.1がねたまれ憎まれるのは宿命なのだ」と結んでいる。
[A30055:05128/208]
ダンゴみたいな手[★★★]
ドラえもんがダイヤル式電話機のダイヤルを、「ダンゴみたいな手」で上手にかけているといって、のび太にからかわれている。ダンゴみたいな手に親指状の突起が現れるためである。
[A30057:05019]
物体電送アダプター[★★]
【道具解説】 ひみつ道具の『物体電送アダプター』を、電話機の送話口にセットすると 何でも送ったり、取り寄せたりすることができる。
[A30057:02292]
松田精肉店の主人[★★]
のび太はひみつ道具である『物体電送アダプター』を電話の送話口にセットして、「松田精肉店の主人」にトンカツを注文し、お金を払いながらトンカツ用の肉を受け取っている。
『深読みガイド』は精肉店のご主人らしく、丸々とした体型」と紹介している。
[A30060:05156/234]
怪電話[★★]
出木杉は自分の勉強部屋に自分専用の電話を引いている。その電話に毎晩夜遅く、「怪電話」がかかってきた。『真夜中の電話魔』という作品でも、出木杉はベッドで睡眠を取っている。
[A30060:05047]
いたずら電話(出木杉にジェラシー!)[★★]
真夜中の「いたずら電話」で、顔色も悪く、成績も下がってきている出木杉に対して、ジャイアンは「気にすんな、これまでがよすぎたんだよ」、スネ夫は「のび太を見ろ。しょっちゅう0点でも明るく生きてる」と慰めた。
すると、しずちゃんが「出木杉さんに、そんななぐさめ方ってないわよ」と、かなり真剣に抗議している。しずちゃんは出木杉を特別視していた。
[A30061:05049]
最低の犯罪[★]
のび太は「いたずら電話なんて、ひきょうできたなくて最低の犯罪だよ」と握りこぶしを作って、ドラえもんに訴えている。
[A30061:2201]
無神経(意外におませ)[★★]
ドラえもんが往来で、しずちゃんに向かって「スカート忘れた!!」と叫んだので、顔を赤らめたしずちゃんから「大声でいわないで。人が聞いたらへんに思うでしょ」と抗議した。のび太も「ばかだな、じつに無神経なやつだな」と猛烈に腹を立てた。
[A30061:05027]
クラスで二番のガリベンくん[★★]
怪電話の主は「ガリベンくん」であった。犯行の動機は「出木杉くんがいるかぎり、ぼくはどうしても一番になれない。くやしくて…」というものであった。この件からも、出木杉の学力はクラスの中で、飛び抜けていたことが伺える。
[A30063:03]