てんとう虫コミックス短編第27巻(その2)
恋するドラえもん [★★★]
[A27022・S10612・068204:01]
高級ロボット[★]
恋したドラえもんに、のび太が「ロボットが結婚なんてできるの?」と尋ねると、「ばかにするな。ぼくは高級ロボットだぞ!」と猛然と抗議している。
[A27024:05134]
ペルシアネコ[★★]
ドラえもんは大邸宅に住む真っ白い「ペルシアネコ」に恋をした。のび太も感心するほどのきれいなネコであった。屋根上のドラえもんはかわいい目でちらっと見られただけで、「ハヒー」となって屋根から墜落して、大地で両手をバンザイして失神している。
なお、失神しているもののドラえもんの両方の目はハート型になっている。さらに、黒いノラネコが屋根の上からペルシアネコを見ると、ドラえもんは猛烈な嫉妬を感じている。
[A27024:05134/135/232]
未来のネコ用品[★★]
【道具解説】 真っ白いペルシアネコに恋したドラえもんが、のび太から友だちになるためにはプレゼントが一番だと言われた。ドラえもんの出したプレゼント用のひみつ道具である。
『未来のネコ用品』は、カツオブシガム、コタツハウス、ネズミトリゲーム&ウオッチ、マタタビ香水などであった。
[A27025:02450]
タヌキ(ドラが愛したメスネコたち)[★★★]
のび太によって強引に『どこでもドア』から、ペルシアネコの部屋へ押し込まれたドラえもんは、最初舌ももつれて十分な会話を交わすことができなかった。「タヌキ」ではなく、ネコと認めてもらえたので、ドラえもんは幸せの絶頂であった。
会話も弾み、楽しいひと時を過ごしていると、ペルシアネコの方から、一度自由に外を歩き回りたいという希望が出されたので、『どこでもドア』で外出することになった。
しばらくすると、屋根の上で、黒いノラネコと出会い、お互いに以前から意識している仲間だと判明した。ペルシアネコが家を出ると言い出したので、ノラネコは厳しい暮らしをこんこんと説明したけれども、どんなにつらくても我慢すると言い出した。
一時は、地球破壊爆弾まで出して、恋のライバルをやっつけようとしたが、真実の愛にほだされて、ドラえもんはひとはだ脱ぐことになった。そして、ドラえもんは、「野良犬のイチ」が作った国に行ってもらうように取り計らった。
[A27026:05135]
「タヌキ」は「ドラえもん」のパロディ版である。
いいんだ、あの子がしあわせになるならば(男はつらいよ、ドラえもん)[★★★]
ペルシアネコにふられたドラえもんはのび太の勉強部屋で、「いいんだ、あの子がしあわせになるならば」と言いながら、寂しげに一粒の涙を落としていた。
[A27029:04092:05135]