てんとう虫コミックス短編第16巻(その13

プテラノドン[★★★]

 のび太が白亜紀のど真ん中で、恐竜を探していたら、突然、空から「プテラノドン」に襲われ、ひみつ道具である『桃太郎印のキビダンゴ』を落とし、『タケコプター』も失くしてしまった。

 

しばらくすると、恐竜界のスーパースター「ティラノサウルス」に遭遇し、絶体絶命のピンチに追い込まれた。しかし、ティラノはキビダンゴを食べていたので、のび太はチラノの背中に乗って自由自在にコントロールすることができた。

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アパトサウルス[★★★]

 ドラえもんは「アパトサウルス」の大きな群れを見つけていた。ありったけのひみつ道具である『桃太郎印のキビダンゴ』をその大群に与えることができた。帰りの『タイムマシン』で、のび太は「恐竜の群れが一斉にラインダンスをするほどならしたからね」と、満足げにドラえもんに話しかけていた。

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撮影隊[]

 最後に、『タイムマシン』を使わずに、どうして「撮影隊」を白亜紀に連れていくかの大問題が残っていた。ドラえもんマンガでは、ひみつ道具は他の人に知られちゃまずいという基本方針があったため。

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ヒーローを救ったのび太![★★★]

 タイムマシンを使わずにどうやって撮影隊を、白亜紀に連れて行くかという難問は、「どこでもドア」の出口をタイムマシンの出口につなぐ、というアイディアで解決することができた。プロデューサーは「のび太スタジオ」と小さく書かれた看板を見て、帰ると言い出した。

 

しかし、ドアを開けると広大な原野が目の前に広がり、のび太が「ア~ ア~ ア~」と叫ぶと、多種多様な恐竜が「ピギャー ゴガー ピギャー」と咆哮しながら、「ドドドドド ドドドドド」と集まってきた。

 

 こうしたセットや恐竜を縦横に駆使して「宇宙ターザン」が撮影されたので、人気を盛り返し、視聴率も40パーセントを回復することができた。

 

広場で、のび太が「宇宙ターザンだぞ。ア~ ア~ ア~ ア~ ア~」と叫ぶと、ジャイアンもスネ夫もみんな自分こそターザンだと主張しだした。のび太は「いいんだ。みんながターザンを好きになってくれてうれしいよ」と、ジャイアンに馬乗りにされながら。

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