てんとう虫コミックス短編第15巻(その1

ゆめのチャンネル[★★★]

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昼寝[]

 のび太は夜眠れないとドラえもんに訴えているが、ドラえもんは「昼寝」のしすぎだとピシャリと言い切っている。

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ユメテレビ[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『ユメテレビ』を使って、夢を見ている人の方角と距離をダイヤルで調整すれば、その人の夢を見ることができる。

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鼻水[]

 スネ夫の夢の中でのび太は「ワ~」と泣き、その上、「鼻水」を垂らしながら宿題ができないと叫んでいた。

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ムチ打ち(スネ夫のナルシスト)[★★]

 ひみつ道具の『ユメテレビ』でスネ夫の夢を見ると、しずちゃんもジャイアンものび太も宿題が全くできないため、先生から百回の「ムチ打ち」を「ピシリ」と受けていた。そこへ、長身でハンサムで現実のスネ夫とは全く違ったスネ夫が現れ、「先生! 生徒にぼう力をふるってはいけません」と注意しながら、みんなの宿題を「スラ スラ」と解いている。

 

それを見た先生は地面に正座して、「うへえっ、あなたの頭のいいのにおそれ入りました」と頭を下げている。夢の中では、権威と知性を併せ持ったスネ夫の理想像が描かれている。

 

一方、『深読みガイド』は「みんなの夢の中での先生の扱い、悪すぎます()」と苦笑している。

なお難しい宿題というのは、1+1=2というものであった。

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ブタに乗ったのび太[★★★]

 ひみつ道具の『ユメテレビ』でしずちゃんの夢を見ると、しずちゃんは外国の童話に登場する古いお城に魔物によってさらわれて、閉じ込められていた。

 

そして、しずちゃんは「白い馬に乗って、王子さまが助けてくれる」ことを期待していた。そこへ、馬が大きくて怖いため「豚」に乗ってのび太王子が助けに来たが、魔物が登場したので、「魔物、こわい」と叫んで、大量のお漏らしをしてしまった。しばらくすると、本物の王子がしずちゃんを助けに来てくれた。

 

『深読みガイド』はしずちゃんの「のび太に対する日頃のイメージはかなり低い」と断定している。

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ネコが会社を作ったよ[★★]

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毎日規則的になるタイマー[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『毎日規則的になるタイマー』を腕にはめておくと、「毎日規則的に、きめられた時刻に、きめられたことをひとりでにやる」ことができるようになる。

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ママにみつかったらたいへんだぞ(同類……のはずなのに……!?[★★]

 のび太はしずちゃんから深刻な問題を相談された。つまり、しずちゃんの家の前にネコが捨てられたが、家では犬とカナリアを飼っているため、もうこれ以上ペットは飼うことができないと、ママからきつく言われていた。

 

その話を聞いて飼うことを引き受け、のび太は四匹の子ネコを持って帰宅した。ドラえもんは「ママに見つかったらたいへんだぞ」と同じ仲間に対して、少し冷淡であった。

 

『深読みガイド』では、「ママへの恐怖心がネコへの同情心を上回る?」と推測している。

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のび太の席[★★★]

 この作品では、しずちゃんは窓際に女の子といっしょに座り、のび太は一列前でしずちゃんの斜め右側に男の子と座っている。

 

男女ともひとつの大きな机に同性と二人で座り、机の前後は異性のペアであり、右側にも異性のペアが座っている。南側の窓の斜め外から、教室内が描写されている珍しいコマである。

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