てんとう虫コミックス短編第14巻(その3

カツ定食[]、カレーライス[]、ハンバーガーライス[★★]Aランチ[]Bランチ[]

 「カツ定食」、「カレーライス」、「ハンバーガーライス」、「Aランチ」、「Bランチ」といった立て看の出ている食堂の主人には、のび太がCMを頼む前に「シッ シッ」と追い出されてしまった。

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ートルズ[★★]

 「-トルズ」という喫茶店の女のマスターからも、のび太は宣伝をきっぱり断られた。

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あばら屋(のび太の町の商店街②)(★★)

 ドラえもんやのび太は駅前商店街の流行っている「宝石のスハラ」や「文房具のサトウ堂」ではなく、裏通りの「オンボロで、いまにもつぶれそうな店、客なんかよりつきそうもない店!」である「和菓子のあばら屋」を、CMのターゲットに選んだ。

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あばら屋のおじさん[★★]

 「あばら屋のおじさん」は衛生には気をつけ、菓子の味にも自信があるといっているが、「表通りが広がってきれいな商店街ができてから、バッタリ客足がとだえてね」と、ドラえもんたちに嘆いている。

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広告[]

 スポンサーが一件も見つからないので、のび太はわが社の「広告」を積極的に宣伝しないとだめだと思った。

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あばら屋のドラヤキで百円玉は買えません[★★★]

 女性が鏡台の前で口紅を塗っていたら、ドラえもんが突然鏡に現れ、「あばら屋のドラヤキで百円玉は買えません。あしからず」といった宣伝をして鏡から消えた。

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「あばら屋のドラヤキで百円玉は買えません…」は「カルビー ポテトチップスのテレビCM」のパロディ版である。

カルビー ポテトチップス:藤谷美和子の「百円でカルビーのポテトチップスを買うことができますが、カルビーのポテトチップスで百円玉は買えません。あしからず」のフレーズで、大ヒットしたテレビコマーシャルである。

 

お菓子の三冠王[★★]

 男性が鏡の前でひげをそっていたら、ドラえもんが突然鏡に現れ、「あばら屋のまんじゅうは、おかしの三かん王です!」というCMを連呼した。

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「あばら屋のまんじゅうは、おかしの三かん王です」は王選手出演のテレビのCMナボナはお菓子のホームラン王です」のパロディ版である。

 

きんつば[★★]、ダンゴ[]

 ひみつ道具である『遠写かがみ』を使うと、各家庭の鏡などにも「遠写かがみ」の映像を映し出すことができる。ドラえもんたちは広告会社を作って、15秒スポットを100円で売り出すことになった。

 

あばら屋にターゲットを絞って、CM作戦を展開したが、失敗に終わってしまった。あばら屋の主人も気の毒に思って、ドラえもんやのび太に店のドラやき、「きんつば」、だんごを自由に食べてもらった。

 

それらをとてもおいしそうに食べているシーンが家庭やお風呂の鏡に映し出され、人気が爆発して、押すな押すなの大盛況となった。

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きんつば」とは、うるち米の粉を練って小豆餡を包み、油を引いた金属板の上で焼いたものである。