てんとう虫コミックス短編第12巻(その7

ニャ~ゴ ニャ~ゴ(とっさのひと言はニャーゴ)[★★:25]

 のび太の空き家別荘化計画のため、ドラえもんは空き家の借り主を幽霊で脅かそうと、窓から機会をうかがっていた。少し動いた時、ビンにつまずいて「スッテン コロリ」となり、借り主から「だれだっ」と怒鳴られてしまった。

 

そこはネコ型ロボットのドラえもん「ニャ~ゴ ニャ~ゴ」と鳴いて、危機を脱出した。

 

『深読みガイド』は「ドラえもんのネコらしさが突発的に現れた証拠」とみなしている。

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ぼくぐらい高級なロボットになると蚊がさすんだよ(高級の証なの?)[★★★:23]

 発見した空き家を別荘にして、のび太はしずちゃんと楽しく過ごそうと考えていた。汚くて借りる人もいないだろうと思っていたのだが、空き家を借りる人が出てきたので、のび太はひみつ道具である『ひもゆうれい』を、ドラえもんから出してもらって追い出し計画を立てた。

 

真夜中だったので、ドラえもんがのび太に代わって、「ひもゆうれい」に命令して借りる人を追い出そうとしていた。その計画を実行中、真夏の屋外でじっと待っていたドラえもんが発したセリフ「ぼくぐらい高級なロボットになると蚊がさすんだよ」である。

 

ドラえもんは宇宙でも生存でき、呼吸をしないロボットである。汗をかく機能があるため、蚊はこの体液を目当てに刺すのであろうか。

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ドンブラ粉[★★]

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ドンブラ粉[★★:201]

【道具解説】 ひみつ道具である『ドンブラ粉』をからだに塗ると、「粉のついたからだが、まわりを水みたいにするんだ。水よりはうきやすいから、へたでもなんとか泳げる」ようになる。水だけではなく土の中でも泳げるようになる。

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いいんだ、ぼくは一生かなづちでとおすんだ。人間が魚のまねするなんてくだらないよ[★★★]

 のび太がスネ夫にプールに誘われた。魂胆が見え見えであったので、のび太は「いいんだ、ぼくは一生かなづちでとおすんだ。人間が魚のまねするなんてくだらないよ」と我を通した。

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ばた足[]

 のび太は『ドンブラ粉』を使って泳ぎを練習しようとした。しかし、のび太は浮輪に座り、気楽に『およぎかた』という本を読んでいた。それで、ドラえもんは「ばた足」から入り、地獄の水泳特訓でのび太を鍛えようとした。

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ピッチャーフライ[★★:74]

 のび太はひみつ道具の『ドンブラ粉』を使って、地面の中を泳いで広場に到着した。すると、ジャイアンが「エラーなんかしたやつは、ころしてやるから」と凄んでいた。

 

それを聞いて、のび太はピッチャーフライを、キャッチしようとていたジャイアンの足を引っ張ってエラーにし、「ジャイアンのへたくそ」と叫んでやった。

 

すると、ジャイアンは味方チームの中にバットを持って殴り込み、一対六の壮絶なバトルが広場で展開された。チーム全員が一丸となって、ジャイアンに立ちむかうきわめて珍しいシーンである。

 

『深読みガイド』は「六人がかりでも押さえつけれない、ジャイアンパワー」と結んでいる。

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