てんとう虫コミックス短編第11巻(その13

奈良時代[★★]

 のび太は昔ほど安いから、『自動販売タイムマシン』の時代設定ダイヤルを「カチャ」といじくって、カメラを出そうとした。741年という「奈良時代」をダイヤルが示していたので、当然カメラは出てこなかった。

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カメラDPE[★★]

 のび太は『自動販売タイムマシン』の時代を1925年に設定してカメラを出した。「カメラDPE」の看板の出ているカメラ屋の主人から、この型のカメラのフィルムはもうどこにもないという返事であった。

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DPE」とは、撮影したフィルムの現像・焼き付け・引き伸ばし工程の略語である。一般的には、店頭に現像や焼き付けを行う機械を設置している店(写真屋)を指すことが多い。なお、「DPE」は和製英語で、英語では通用しない。

 

ベスト判[★★]

 のび太の出したカメラは珍しいカメラで、「ベスト判」といわれていたものであった。

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経営理念も立派!![★★]

 のび太はひみつ道具の『自動販売タイムマシン』を使って、みんなが喜んで買ってくれる品物をどんどん取り出した。「みんながよろこんでくれて、ぼくはもうかって、こんないいことあるかしら」とほくそ笑み、これを続ければ近い将来「億万長者」になれると考えた。

 

『深読みガイド』は「喜びを多くの人と共有するのが一流の起業家なのだ」と要約している。

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トモエ鉛筆[★★]

 『自動販売タイムマシン』で取り出した、「トモエ鉛筆」の一本の値段は当時四銭であった。のび太はそのエンピツを一本一円で売っている。なお、万年筆の値段は当時一円四十銭であった。

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「トモエ鉛筆」は「トンボ鉛筆」のパロディ版である。

 

文房具[]

 のび太は『自動販売タイムマシン』で取り出した、お菓子や「文房具」を半分の値段でみんなに売り出そうとしていた。

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森永ミルクキャラメル[★★]

 『自動販売タイムマシン』で取り出した、「森永ミルクキャラメル」の一箱の値段は当時十銭であった。

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森永ミルクチョコレート[★★]

 『自動販売タイムマシン』で取り出した、「森永ミルクチョコレート」の一枚の値段は当時三十銭であった。

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化石大発見 [★★★]

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スネ夫に四月一日にだまされる[★★★]

 のび太がスネ夫からもらった宝の地図には、崖の近くに百万両の小判が埋まっていると書かれていた。よく考えてみると、今日は「四月一日」であるので、スネ夫にだまされたと思った。のび太は崖にこんな大穴を掘って損をしたと、とても後悔していた。

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化石発掘のおじいさん(考古学者)[★★★]

 古生物学者になることが夢であった人が、年輩になってやっと好きな研究に打ち込むことができるようになった。今日も、その「おじいさん」は「コツン コッン」と熱心に化石発掘に取り組んでいた。

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泥岩層[★★]

 化石発掘のおじいさん(考古学者)は穴だらけの「泥岩層」に、化石が発見されがちであるとドラえもんたちに説明している。

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アジ[★★]

 ドラえもんたちは「アジ」に『タイムふろしき』を被せて、何億年前の化石にしている。

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ゴミすて場[]

 ドラえもんとのび太は「ゴミすて場」で化石の元になる材料を探している。

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エイプリル・フール[★★]

 今日は「エイプリル・フール」であるので、のび太とドラえもんは『タイムふろしき』で作った化石で人をだまし、大笑いする計画であった。

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