てんとう虫コミックス短編第11巻(その1)
もしもボックス[★★]
[A11005・S05307・047601:01]
羽根突きでも惨敗(しずちゃんはスポーツ万能!)[★★★]
のび太ひとり、凧揚げがうまくできず、男の子のジャイアンらにバカにされたので、女の子のしずちゃんと遊ぶことに決めた。しずちゃんに「負けたらすみをぬるの、なしにしようねえ」と提案したが、不二家のペコちゃんのように、舌をペロリと出したしずちゃんはやる気満々で、「だめ! ぬるの」ときっぱり拒絶された。
結果は予想通り惨敗で、顔にバッチリすみを塗られ、のび太は「正月になると、どうしてみんなくだらない遊びをはじめるんだろう」と、「ブツ ブツ」文句を言いながら帰宅した。
[A11007:05029]
絆創膏[★]
凧揚げもダメ、羽根突きもダメ、のび太は正月になると、どうしてこうしたくだらない遊びを始めるんだろうと、「ブツ ブツ」言いながら帰宅した。すると、玄関でドラえもんはひざこぞうの「絆創膏」と顔を洗うお湯をバッチリ用意していた。
[A11007:26]
ひざこぞう[★]
凧揚げもダメ、羽根突きもダメ、のび太は正月になると、どうしてこうしたくだらない遊びを始めるんだろうと、「ブツ ブツ」言いながら帰宅した。すると、玄関でドラえもんは「ひざこぞう」の絆創膏と顔を洗うお湯をバッチリ用意していた。
[A11007:26]
もしもボックス[★★★]
【道具解説】 のび太は『もしもボックス』を使って、凧揚げと羽根突きのない世界を実現した。「もしもボックス」は一種の実験室であり、「もしもこんなことがあったら…」どうなるかということを、見せてくれるひみつ道具である。
[A11007:02054]
たこ引きコンクール[★★]
のび太が凧揚げをすると、「ドドドド ズル ズル ズル」と、いつものように凧を引きずることになった。そこで、みんなで「たこ引きコンクール」をやることになった。
[A11010:0703]
ロボットペーパー[★★]
[A11014・S08058・027604:01]
スネオ山[★★]
紙相撲の春場所におけるスネ夫のしこ名は「スネオ山」である。星取り表によると、スネオ山は六勝四敗である。
[A11015:06]
「スネオ山」は「スネ夫」のパロディ版である。
ノビタ川[★★]
紙相撲の春場所におけるのび太のしこ名は「ノビタ川」である。星取り表によると、ノビタ川は勝ち星ナシのゼロ勝十敗である。
[A11015:06]
「ノビタ川」は「のび太」のパロディ版である。
紙相撲(よろずリクエスト応えます)[★★]
のび太は「紙相撲」をしても弱いので、家に飛び込むなり、「ドラえもん、紙」と催促すると、ドラえもんは「あいよ」といって、トイレットペーパーをのび太に手渡した。あうんの呼吸で、「紙」といえば、ドラえもんの頭には「トイレットペーパー」という条件反射が成立していた。
『深読みガイド』は「即座にリクエストに応えるドラはのび太対策のプロだ」と称賛している。
トイレに行く途中、気づいたのび太は「トイレの紙じゃなく、もっとあつくてじょうぶな紙」と怒鳴りながら頼んでいる。ドラえもんは最初「画用紙」を出そうとした。
しかし、のび太からもっと強くなれる紙と再度頼まれたので、ひみつ道具である天下無敵の『ロボットペーパー』を取り出した。
[A11016:05183]
「紙相撲」とは、紙で力士の姿に模した物を作り、台の上で作った土俵に立て掛けて組ませ、台をたたき、倒れたり、土俵の外に出たりした方を負けとする、昔からある子ともの遊びである。