てんとう虫コミックス短編第8巻(その3

グラフはうそつかない[]

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頭のいい順番[]

 「頭のいい順番」は衆目の一致するところ、しずちゃん、スネ夫、ジャイアン、のび太の順であったが、各人には異論があった。

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力持ちの順番[]

 「力持ちの順番」は文句なく、ジャイアン、スネ夫、しずちゃん、のび太の順であった。

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ハンサムの順番[★★]

 「ハンサムの順序」はジャイアン、スネ夫、のび太の順に、力で決めつけられてしまった。スネ夫が「おそるべきうぬぼれ」と、口を滑らせたためケンカになってしまった。

 

のび太も家に帰る途中、「ハンサムといえば、ぼくだと思うがな」とつぶやいている。

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正確グラフ[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『正確グラフ』に調べたい表題を書き、グラフの下に調べたい人物を書いて、ボタンを「パチ」と押すと、正確な棒グラフを書いてくれる。

 

グラフを修正すると、修正した棒グラフが外に飛び出し、ムチのように「ビシ ビシ」たたいて、グラフのような結果になるまでしごく。

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キャンデーをなめて歌手になろう [★★]

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声のキャンデー(声紋キャンデー機)[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『声のキャンデー(声紋キャンデー機)』は、人の声紋の特徴をとらえて、その声をキャンデーにする機械である。このキャンデーをしゃぶって声を出すと、キャンデーにした人の声になる。

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ジャイアンとギター[★★★]

 ジャイアンは木の箱の上で、気持ちよさそうにギターを弾きながら、歌を歌っている。音符の読めないジャイアンは暗譜して弾いているのか、格好だけ付けて、実際は弾いていないのか定かではない。

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みわくのリサイタル(リサイタルプレイバック・ジャイアンリサイタル全史)[★★★]

 スネ夫がジャイアンの歌のリサイタルチケットをやるというので、のび太は逃げ回っていた。そこへジャイアンが来たので、のび太はドラえもんの分までもらうことになった。

 

ジャイアンの自作のチケットには苦心の跡が伺われ、「リタイサル」と最初と書いた後、誤りに気づいて、「タ」と「サ」を記号の矢印を使って、入れ替えている。なお、チケットの文字はジャイアンにしてはなかなか上手である。

 

『深読みガイド』では、「このガサツさはジャイアンの歌に通じる?」と要約している。

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ジャイアンの歌は公害の一種(みんなの正直な感想・聴覚にダメージ!)[★★★]

 ジャイアンのリサイタル中の感想を集めてみると、のび太は「のうがむずむずしてくる」、スネ夫は「目がまわってさむけがして」、ドラえもんは「これも一種の公害だよな」というものであった。

 

ドラえもんも拍手を送りながら、涙を流して、「おわってよかった」とジャイアンに聞こえないように、本音で話している。ジャイアンリサイタルでは逃げれば鉄拳制裁をくらう。

 

そのため、じっと忍耐強く、通り過ぎるのをやる過ごすしかない地獄の数時間がいつも続くのであった。

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