てんとう虫コミックス短編第5巻(その5)
ドラえもんだらけ [★★]
[A05072・S01475・037102:01]
ドラ焼き[★★]
ドラえもんは「不吉の予感」がすると思いながら、目の前の皿に盛られた五個の「ドラ焼き」に、よだれを垂らしながらもう我慢できないと告白している。
ドラ焼きの魅力に誘惑されて、二・三日分たまった宿題をドラえもんにやってもらうというのび太が苦心して立てた策略に物の見事にはまってしまった。二十世紀の野比家においても、ドラえもんはドラ焼きに目がないことを証明した最初の作品である。
[A05073:2501]
不吉な予感[★★]
ドラえもんは「不吉な予感」がすると思いながらも、目の前の皿に盛られた五個のドラ焼きによだれを垂らし、もう我慢できないと告白している。
[A05073:12]
のび太の勉強部屋[★★★]
のび太は和室である「自分の勉強部屋」への出入りには、ドアを使っている。ドラ焼でドラえもんを買収して宿題をやってもらった時は、ほかの部屋で邪魔にならないように寝ている。その部屋は和室で、のび太は襖から出入りしている。
[A05074:05105]
和室(のび太の向かいの部屋)[★★]
ドラ焼でドラえもんを買収して宿題をやってもらった時は、ほかの部屋で邪魔にならないように寝ている。その部屋は和室で、のび太は襖から出入りしている。
『深読みガイド』は「めったに出てくることはないが、のび太の部屋の向かいには和室がある」と解説している。
[A05074:05105]
110番[★★]
ドラえもんの顔は傷だらけ、頭に二か所、体に三か所、絆創膏を貼っていたので、のび太は危うく「110番」に電話しそうになった。
[A05077:2201]
五人のドラえもん[★★★]
のび太の宿題をするため、現在のドラえもんは二時間後、四時間後、六時間後、八時間後のドラえもんたちを動員している。ドラえもん同士て争いが絶えず、時間が経つにつれて、絆創膏の数が増えている。
特に八時間後のドラえもんはすでに中盤で、現在のドラえもんを「やろうぶっころしてやる」と叫びながら追い駆けている。その時十二本の前歯をむき出しにしている。
さらに、のび太を起こして、おそらく体に十か所近く絆創膏を貼りながら、上顎の四本のガラスのように鋭い前歯をむき出しにして、「ガオッ」と叫びながら、のび太を追い駆けている。
[A05082:05059]
怒ると歯が出る[★★★]
のび太を起こして、おそらく体に十か所近く絆創膏を貼りながら、上顎の四本のガラスのように鋭い前歯をむき出しにして、「ガオッ」と叫びながら、のび太を追い駆けている。
『深読みガイド』は「怒りを周囲の人間に認知させやすくする親切設計?」と深読みしている。
[A05082:05059]
自分殺し[★★]
ドラえもんは八時間後のドラえもんに、「やろうぶっころしてやる」と追い掛けられ、「きゃあ、自分殺し」と叫びながら逃げ回っている。
[A05082:20]