ドラえもん短編第4巻(その10

ノア[★★]

 今晩の大雨のため、ドラえもんとのび太が船を造っていると、みんなに大笑いされてしまった。しかし、ドラえもんは「気にするな、ノアがはこ船をつくったときもわらわれたんだ」と、のび太に語っている。

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ノア:旧約聖書創世記六章以下の洪水伝説中の主人公。人類の堕落を怒って神が起こした大洪水に、方舟に乗って妻子のほか、各動物ひとつがいずつを乗せて難を免れ、アルメニア地方のアララト山頂に漂着。そのため人類と動物たちは絶滅しなかったという(広辞苑による)

 

自動金づちと自動のこぎり[★★]

【道具解説】 『自動かなづちと自動のこぎり』は、今晩の大洪水に備えて、ノアの箱舟的存在である船を建造するために、ドラえもんが取り出したひみつ道具である。

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大洪水の伝説[★★]

 パパから「世界がしずむほどの大雨なんて、あると思う?」といった質問を受けた時、のび太は「大洪水の伝説は世界中にあるんだよ」と回答している。

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世界の終わり[]

 夜になると大雨で、「ザア ゴオ ゴオ」と一面の泥水の海。ドラえもんは「世界の終わりだ!」と絶叫した。

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スケスケ望遠鏡[★★]

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万年筆[]

 のび太はパパの「万年筆」をこっそり持ち出して、スネ夫の家に忘れてきてしまった。

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スケスケ望遠鏡[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『スケスケ望遠鏡』のダイヤルを回していくと、「どんどんすきとおって、さきが見えるようになる」

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小池さん[★★★]

 「小池さん」はヤカンを左側に、みそラーメンの破いた袋を前に、あぐらをかき、浴衣を着て、めずらしくひとりでラーメンを食べていた。

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ある恋の詩[★★★]

 のび太が『スケスケ望遠鏡』でよその家をのぞくと、座布団を枕にしながら居眠りしている学生さんの足下には、『ある恋の詩』という本が置かれていた。

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オバケのO次郎[★★]

 のび太が『スケスケ望遠鏡』でよその家をのぞくと、座布団を枕にしながら居眠りしている学生さんの足下には、『オバケのO次郎』が置かれていた。

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しずちゃんの入浴シーン[★★★]

 『スケスケ望遠鏡』という作品に、後々定番となる「しずちゃんの入浴シーン」が初めて登場した。

 

  ドラえもんがひみつ道具である『スケスケ望遠鏡』をのぞいている時、偶然、湯船に浸かって、両腕を湯船においているしずちゃんの姿が飛び込んできた。

 

  ドラえもんが一瞬「アッ」という声を挙げたので、のび太が「なんだい見せろよ」と詰め寄ったが、ドラえもんはきっぱりと拒絶している。初出誌は『小学三年生』19716月号である。

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夫婦げんか[]

 『スケスケ望遠鏡』で「夫婦げんか」を目撃したドラえもんは、早速、「おくさん、だれが聞いても、だんなのいうことが正しい!」という電話を入れている。

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