ドラえもん短編第3巻(その13

人食いザメ[]

 ドラえもんの見つけた箱から、「人食いザメ」でも出るんじゃないかとのび太が思った。すると、のび太はサメみたいな顔をした犬に追い掛けられ、「ガブリ」とかまれることになった。

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甲羅干し[★★]

 のび太は『ソーナル錠』を飲んで、家の中で「甲羅干し」をすることになった。太陽があるつもりで、からだの表と裏をまんべんなく焼くと真っ黒になってしまった。パパにフロで背中を洗ってもらった時、痛くて我慢できなかった。

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甲羅干し」とは、腹ばいになって背中を日光に当てることである。

 

ぼくを、ぼくの先生に[★★]

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家庭教師[]

 のび太のパパとママは、のび太の成績が芳しくないので、真剣に「家庭教師」のことを考えていた。

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髪のセット[]

 家庭教師を雇うため、のび太のママは「髪のセット」の回数を減らし、パパはタバコをすこしへらそうと話し合っていた。

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グッドアイディア[]

 のび太はタイムマシンを使って、中学生ののび太に家庭教師をしてもらうという「グッドアイディア」を思いついた。

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中学生ののび太(タイムマシンはいつまである?)[★★★]

 のび太は宿題を中学生のぼくにやってもらうという、グッドアイディアを思いついた。早速、タイムマシンに乗って、「中学生ののび太」に会いに行ったが、留守であったので書置きをして、家に帰った。

 

 すると、机の前に中学生ののび太が待っていて、小学生ののび太の勉強を見てやろうと言い出した。

 

喜んで宿題を頼むと、「あまったれるんじゃない!」と激怒され、「自分でやれ! ぼくはそのために来たんだ。ぼくの成績は、いまひじょうに悪い! …小学生のころ、しっかり勉強していればこんなことにならなかったんだぞ」と、現在ののび太を詰問し出した。

 

『深読みガイド』は「中学生になってもこれだけ出来が悪いと、まだまだドラえもんが助けてあげている可能性が高い」と分析している。

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高校生ののび太(タイムマシンはいつまである?)[★★★]

 中学生ののび太が小学生ののび太を勉強でしごいている時に、突然、机の引き出しから、ニキビ面で少し肥満の「高校生のび太」が現われた。高校生ののび太は、中学生ののび太が中学で怠けると、おれが迷惑すると言いながら、首の根っこをつかんで、「おれが見てやるから勉強しろ」と命令し、タイムマシンで未来へ連れて行った。

 

この様子を見ていた現在ののび太は、「やれやれ」と言いながら、少し本格的に勉強をやる決心がついた。

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白ゆりのような女の子 [★★★]

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白ゆりのような女の子[★★★]

 のび太のパパは戦争中学童疎開で田舎へ行っている時に、白ゆりのような色が白くて、髪が長く、大きな丸い目の、とてもチャーミングな「女の子」に出会った。

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空襲[★★]

 昭和20610日頃、日本の主な都市は毎日にように「空襲」を受けていた。

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学童疎開[★★]

 のび太のパパは友だちや先生と一緒に、都会から離れた田舎に「学童疎開」をしていた。

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学童疎開」とは、太平洋戦争の末期に、戦争の災禍を避けるため大都市の国民学校児童を、農山村地域に集団的または個人的に移動させたことである。

 

防空壕[★★]

 学童疎開をすると勉強なんかほとんどしないで、「防空壕」掘りとか畑作りなどが日課となった。

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防空壕」とは、空襲のときに避難するため、地中に造る穴や構築物のことである