ドラえもん短編第3巻(その1

あやうし! ライオン仮面[★★★]

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オバQ[★★]

 本屋の店頭の平台には、六冊の『少年チャンポン』と七冊の『少女の素』が平積みされている。店頭でドラえもんが立ち読みしている『少年サンデー』の表紙は『オバQ』である。

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「少年チャンポン」は「週刊少年チャンピオン」のパロディ版である。

 

少年サンデー[★★★]

 ドラえもんは本屋の店頭で、主人に頭をはたきではらわれながら、しかも大笑いしながら『少年サンデー』を読んでいる。少年サンデーの裏表紙には、「カッコイイ! ホットパンツ」といった広告が掲載されている。

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「少年サンデー」の正式の名称は「週刊少年サンデー」である。

 

中学四年生9月号[★★★]

 ドラえもんが得意絶頂の時に見せる「ペロッ」と舌を横に出しながら、摩訶不思議な学年誌『中学四年生』9月号を、本屋の店頭で読んでいる。この雑誌の裏表紙には、「大流行!! マネッコ玩具のカンクラッカー」の宣伝が記載されている。

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ライオン仮面(フニャコフニャ夫全作品)[★★]

 『少年ザンネン』の9月号には、『ライオン仮面』が敵に包囲され、光線銃を発射されて、「ワーッ」と絶叫しているところで10月号に続いている。

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「少年ザンネン」は「週刊少年サンデー」のパロディ版である。

 

のがれることはできんぞ![★★]

 『ライオン仮面』は光線銃を持ったくらやみ団に包囲され、「もはや、のがれることはできんぞ!」と、絶体絶命のピンチに陥っている。

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フニャコ家[★★★]

 「フニャコ家」は野比家のすぐ近くにあるので、ドラえもんは歩いて『ライオン仮面』の次号の筋を聞こうと伺っている。

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「フニャコ家」は「藤子不二雄」のパロディ版である。

藤子不二雄:藤本弘と安孫子元雄の合作ペンネーム。小学五年生のときの同級生同士。1943年からコンビを組み、1951年、「天使の玉ちゃん」(『毎日小学生新聞』)でデビュー。1954年、二人で富山から上京。合作名で執筆活動を続け、「オバケのQ太郎」など、数々の名作を生みだす。1987年、コンビ解消し、藤本は藤子・F・不二雄として、安孫子は藤子不二雄Ⓐとして、活躍を続ける(現代漫画博物館別冊・資料編による)

 

フニャコフニャ夫(フニャコ家)[★★★]

 「フニャコフニャ夫」の家は野比家のすぐ近くにあるので、ドラえもんは歩いて、『ライオン仮面』の次号の筋を聞こうと伺っている。

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なぞの編集者[★★]

 フニャコ家には、原稿をもらうためにたくさんの編集者が待機している。しかしながら、ひとりだけ背広を着て、廊下であぐらをかいて、ドラえもんに「しいっ」と注意している人物のみ、所属雑誌名が判明しない謎の人物である。

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