ドラえもん短編第2巻(その8)
タイムふろしき[★★]
[A02085・S01225・047012:01]
カラーテレビ[★]
古い白黒テレビが「ビ~ ガ~ ザザー ジャー ザビー」と何度も故障するので、のび太は「カラーテレビ」に買い換えてもらうようママに頼んだ。
[A02086:2504]
全自動洗濯機[★★]
古い洗濯機が「ウーン」とうなって故障してしまった。早速、のび太のママはパパに「全自動洗濯機」を買うよう頼んでいる。
[A02087:2504]
約60度の角度(特技)[★★★]
テレビが壊れて、のび太とドラえもんがテレビをたたいたけれども直らないので、ママにカラーテレビと取り替えようと提案した。すると、ママはたたき方が悪いと言いながら、テレビを約60度の角度から「バン」とたたくと、「ピタ」と直って映像が映り出した。これはママのテレビの故障を直す特技である。
[A02087:05098]
タイム風呂敷[★★★:193]
【道具解説】 ひみつ道具の『タイム風呂敷』で包むと、古い物を買いたての新品であるかの如く変身させることができる。逆に、このひみつ道具の裏側で包むと、物はより古くなる。生き物をこの風呂敷で包むと、若くなったり、年をとったりするようになる。
[A02088:02037]
くず~いおはらい(ゴミをリサイクル)[★★★]
ドラえもんは「くず~いおはらい」と呼び掛けながら、スネ夫から古くて、いらなくなった品々(ロボット、飛行機、電気スタンド)を回収している。一方、のび太もしずちゃんからいらなくなった品々(アイロン、ラジオ、かさつき電気スタンド)を、「おありがとう」と言いながら集めている。そうした品々をひみつ道具である『タイム風呂敷』で包んで新品にし、リサイクル活動を積極的に展開している。
[A02090:05057]
スタジオゼロ[★★]
ドラえもんが廃品回収をしている通りの電柱には、「スタジオゼロ」の広告が出ていた。
[A02090:0804]
かあちゃんゆるせ(ジャイアンは女に弱い!!)[★★★]
子どもの世界では天下無敵であるジャイアンも、かあちゃんには全く手も足も出ない状態である。耳を「ギュ」とつかまれ、店の手伝いもしないと言われながら、往来を「ズル ズル」と引っ張られているジャイアンも、「かあちゃんゆるせ」というのが精一杯であった。ジャイアンのかあちゃんにはのび太たちもよく危ないところを助けてもらっている。
『深読みガイド』はジャイアンのかあちゃんの「ビンタや耳をひっぱったり、腕力にものをいわす教育方針はこの子にしてこの親あり、なのか」と総括している。
[A02093:05078]
山田さんとこへ、たまごをとどけな(ジャイアンの家は何屋さん!?)[★★]
剛田家の職業は、店頭にカンヅメや卵があることから食料品店であると思われる。店の規模から、人も雇わないで一家でやりくりしているものと想像できる。なお、「山田さん」は、ジャイアンがかあちゃんよりタマゴの配達を命令された家である。ひみつ道具である『タイム風呂敷』でタマゴを包んだため、途中でヒヨコにかえってしまった。
[A02093:05118]
まぬけのウスノロの、よくばりの、トーヘンボク[★★]
ジャイアンが『タイム風呂敷』を、どこかへ持っていってしまったので、スネ夫は「まぬけのウスノロの、よくばりの、トーヘンボク」と、ジャイアンをののしっている。
[A02094:03]
「唐変木」とは、気がきかない人物、偏屈な人物などを、ののしりあざける語である。