ドラえもん短編第1巻(その2

のび太のママ[★★★]

 セワシとドラえもんが机の引き出しに隠れたので、のび太はホウキで机を「バン ババン」とたたいている。それを見て、「のび太のママ」は「のび太ちゃん!! こわい夢を見たのね。かわいそうに、おお、よしよし」と、とても優しかった。

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のび太はきっとしあわせになれるよ。よけいな心配しないで、のびのびと育ってね[★★★]

 のび太が泣いていると、のび太のパパとママが「のび太はきっとしあわせになれるよ」「よけいな心配しないで、のびのびと育ってね」と優しく慰めてくれた

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のび太のパパ[★★★]

 「のび太のパパ」も、「たいした空想力だ。まんが家になれば、成功するかもしれんぞ」と、あくまで楽天的である。

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しずちゃん[★★★]

 のび太はドラえもんが来る前から、結婚相手を「しずちゃん」と決めていた。

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ジャイ子[★★★]

 ジャイアンの妹である「ジャイ子」はお正月にしずちゃんと羽根突きを楽しんでいる。ジャイ子は最初の作品から言葉づかいも荒く、のび太に対して「ズバリ ズバリ」と発言し、容赦ない態度・行動を取っている。なお、ジャイ子は最初に確認されたしずちゃんの女友だちである。

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羽子板[]

 お正月であるので外では、しずちゃんとジャイ子が「羽子板」で遊んでいた。

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羽子板のハネ[]

 のび太は「羽子板のハネ」を取ろうとして、「ツルリ」と屋根で滑り、木にひかかって首つりの状態になった。のび太を指さし、ジャイ子は「やあ首つりだ、ガハハハ」とガサツに笑っている。

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よしなよ、負けるに決まっているのに、さそっちゃかわいそうだよ[★★★]

 しずちゃんがのび太を羽子板遊びに誘うと、ジャイ子は「よしなよ、負けるに決まってるのに、さそっちゃかわいそうだよ」と、厳しい言葉を浴びせている。

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ジャイアン[★★★]

 ジャイ子がのび太にブジョクされて泣き出すと、「ジャイアン」が「だれだ、ジャイ子をなかしたのは」と駆けつけてきた。

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大学入試に失敗[★★]

 アルバムに貼られた写真によると、のび太は1979年大学の入試に失敗し、パパとママに慰めパーティーを開いてもらっている。後ろには、「来年あるぞ」、「くじけるな」といった仰々しい自己宣言文が貼られている。

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会社の設立会社[★★]

 アルバムに貼られた写真によると、のび太は、1988年に就職はできなかったけれども、自分で会社を設立して始めている。胸にバラの花をつけたのび太はシャンペングラスを持って、喜色満面の頭の禿げたパパと乾杯している。後ろでは、業界の関係者九人が立食パーティーで談笑している。

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会社丸やけ記念[★★]

アルバムに貼られた写真によると、のび太は1993年火事で会社を全焼させている。消防士の消火活動の前で、左手に花火の袋を提げ、ボロボロの背広を着て、茫然自失といったところか。のび太は五年間、なんとか会社を維持させることができた証しでもある。

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借金取りおしかけ記念写真[★★★]

 アルバムに貼られた写真によると、のび太はジャイ子と結婚し、一児のパパとなっている。壁の落ちた部屋で、赤ん坊が泣き叫ぶ前で、借金取りが五人押しかけ、そのうちの一人の男がのび太の胸倉をつかんでいる。

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歴史の流れ(ジャイ子と結婚してもしなくてもセワシが生まれる謎)[★★★]

 のび太は「ぼくの運命が変わったら、きみは生まれてこないことになるぜ」と反論すると、セワシは「心配はいらない。ほかでつりあいとるから。セワシは「たとえばきみが大阪へ行くとする。いろんな乗りものや道すじがある。だけど、どれを選んでも、方角さえ正しければ大阪へ着けるんだ」といった例を出している。歴史の流れが変わっても、けっきょくぼくは生れてくるよ」と自信を持って、断言している。

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