チリつもらせ機で幸せいっぱい?[★★]
[初出誌] 『「チリつもらせ機」で幸せいっぱい?』、「小学六年生」1990年12月号、10頁、74コマ
[単行本] 『「チリつもらせ機」で幸せいっぱい?』、「てんとう虫コミックス ドラえもんプラス第6巻」2014年12月6日 初版第1刷発行、10頁、74コマ
[大全集] 『「チリつもらせ機」で幸せいっぱい?』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 16」2011年11月30日 初版第1刷発行、10頁、74コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] ドラえもんはどら焼きがなくなったので、禁断症状に陥っていた。パパはゴルフの練習で窓ガラスを割り、もっと広い庭が、ジャイアンとスネ夫は神成さんから庭に飛び込んだボールをぶつけられ、もっと広い空き地が欲しかった。のび太もとばっちりを受け、ドラえもんに頼んで何とかしろと、ジャイアンたちに石を投げつけられた。
家に帰ると、禁断症状のドラえもんは『チリつもらせ機』でどら焼きを作って、「ガツガツ ムシャムシャ」とむさぼるように食べていた。ハッと気づくと、ドラえもんは「いじきたなし。バカ! バカ!」と頭をたたき出した。
ドラえもんはこの機械で、日本中の目に見えないほどの小さなどら焼きのかけらを集めて、大きなどら焼きを作っていた。
のび太たちは通りを歩いている頭の禿げた男性に、この機械で多くの人の毛を集めて、一人前のフサフサした髪の毛を作ってプレゼントした。のび太はこの機械で広い庭を作って、のびのびできるゴルフ場と野球場をみんなに提供することにした。
あまりにも広い庭であったため、朝から晩まで草むしりをしてもおっつかなかった。税務署からは固定資産税で大口脱税をしていると訴えられた。
町内の人々からも、「町の中にゴルフ場を造るなんて非常識な!! 断固反対!!」とデモを駆けられていた。のび太はネコとデーとしているドラえもんに、「たすけて! たのむ! おねがい!!」とただすがるばかりであった。
[S1684・E1603・069012]