四次元建て増しブロック[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『四次元建て増しブロック』を、現実の建物の一階と二階の間に挟むともうひとつの階が増える。使用したブロック数だけの階を増やすことができる。

 

【使用目的】 のび太とドラえもんが二階で、「マット・フェンシング」を「ズシン ドシン」と音を立てながらやっていたので、ママから強烈なお目玉を食らった。二人はもっとやりたかったので、ドラえもんは「四次元建て増しブロック」を出している。

 

【使用結果】 ドラえもんは「四次元たてましブロック」を出して、二階建てを三階建てに建て増しした。三階でどんなにドタン、バタンと騒いでも、一階のママにはどこか遠くの家で子どもたちが騒いでいるといった具合で大成功。

 

  のび太は早速静かな勉強部屋を欲しがっていたしずちゃんに、空いた二階を貸してやっている。ドラえもんは「かってにブロックをいじるなよ。きみがやるとろくなことにならないから」と言いながら、用事のため出かけている。

 

  いつものように、のび太は「あんなこといわれると、なおさらいじりたくなる」と思い、早速、マンション貸しますといった広告を出して、商売を始め出した。

 

  スネ夫は「まんがをよんでるとママがうるさいんだ。まんが読書室にするからかして」とのリクエストに対して、のび太は四階建てにして三階を貸している。ジャイアンも「のびのびと歌えるへやが欲しい」と部屋を申し込んでいる。

 

  ジャイアンが「ボエ~」と歌い出すと、しずちゃんとスネ夫の「頭がおかしくなる」との訴えにより、階数をさらに増やしている。

 

 家を借りにきた人の話や家の前の塀に貼られた広告によって、のび太のママはのび太の計画に気づいた。すると、ママは階段を「ダダダダ」と音を立て、「のび太!!」と怒鳴りながら登ってきた。ビックリしたのび太は上へ逃げようとして、どんどん建て増しブロックを継ぎ足したため、すごい高層ビルになってしまった。

 

 ママは階段を登っても登っても続いているため、途中でダウンしてしまった。一方、のび太も下にしかないトイレを目指して、降りても降りても階段が終わらないため、途中で間に合わなくなり、ついにおしっこを漏らしてしまう結果となった。

 

 「タケコプター」を付けたドラえもんが「だからいったのに!!」と怒り心頭に発しながら、のび太に怒鳴りつけている。

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