厄除けシール[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『厄除けシール』をお腹に貼ると、あらゆる災難から逃れることができる。
【使用目的】 のび太のパパがトンガリ岳に登り、雪渓を渡ったり、ザイルで崖を登ったりする計画を立てていたので、ドラえもんはママの心配をなくすため、「厄除けシール」を出している。
【使用結果】 「厄除けシール」をのび太に貼って、あした一日試すことになった。翌朝になって、のび太は国語のテストがあることを思い出した。学校へいって国語の時間になり、答案用紙が配られると白紙であり、先生がうちからまちがえて持ってきたことに気づいたので、テストは中止になってしまった。
家に帰ると、ドラえもんがママに「こないだきみがママのドライヤーをこわしたことママに教えたよ」と告げていた。ママが「のび太!!」と叫んで二階へ上がってくる時、「野比さあん書き留めですよ~」と郵便屋さんがやってきた。
しかし、一条寺 烈様と書いたよその手紙が紛れ込んでいたので、ママは「郵便屋さあん!!」と追い駈けていってしまった。そのため、のび太は無事押し入れから脱出して外に出ることができた。
のび太の前方をジャイアンが歩いていたので、このシールの効き目を試すため、「ジャイアンのバカ!!」と叫んでみることにした。ものすごい勢いで追い掛けてきたが、途中から、ジャイアンはスネ夫のスケボーに乗って「ガ~」と走って行ってしまった。
しばらくして、再び追い掛けられ、胸ぐらをつかまれて、「覚悟しろ!!」と脅された。すると、電気工事のおじさんの落としたヘルメットがのび太の頭に「スポ」とかぶさり、「ガアン ジ~ン」となって、危機を脱出することができた。
事件は大成功であったので、パパにこのシールを貼って山に行ってもらうことにした。家を出てしばらくすると、「急におなかが痛くなったぞ!! なにがやくよけだ!!」と帰って、寝ていると、テレビから「山の天気は荒れもようで、登山者の遭難が心配されています」といったニュースが流れてきた。
ドラえもんはそのニュースを聞いて、「シールがまもってくれたんだよ!」とみんなに知らせている。
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