猛獣ならし手袋[★★]

【道具解説】 ひみつ道具の『猛獣ならし手袋』であごの下をなでると、どんなに荒れ狂っている猛獣でも人でも、ピタリと鎮めることができる。しかしながら、ひとなでの効き目はたったの五分間である。

 

【使用目的】 のび太はジャイアンの名前を聞いただけでゾッとし、外に出るくらいなら死んだほうがましだとわめくくので、ドラえもんはとっておきのひみつ道具「猛獣ならし手袋」を取り出している。

 

【使用結果】 のび太は「猛獣ならし手袋」はめても、ジャイアンに会っただけで、怖くなり逃げ帰ってしまった。ドラえもんのアドバイスを入れて、のび太は空を指して、「UFO」だと叫び、空を見たジャイアンのあごの下を手袋でなでることに成功した。

 

  ジャイアンは「クウン クウン」と甘え、のび太が「おすわり! ふせ!」と命令するとその通りに振る舞うようになった。

 

 広場で、のび太はスネ夫やしずちゃんにこれからスリル満点の猛獣使いをすると言い出した。ジャイアンのあごの下をなでながら、ジャイアンに「ちんちん! 逆立ち! 輪くぐり」をさせたので、しずちゃんから「ほんとの猛獣使いみたい」と絶賛された。

 

 次に会った日には、ジャイアンは右手にバット、その上おたふく風邪をひいて、あごをタオルで包んで現れた。

[S06418E02006057802305]