無生物催眠メガホン[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『無生物催眠メガホン』を使うと、ただの石ころでもなんにでも催眠術をかけることができる。

 

【使用目的】 のび太はスーパーカーにも乗れず、マンガも読めず、テレビも見られないので、神さまがぼくを見はなしたと「ウ、ウ…」と泣いていた。すると、ドラえもんが「無生物催眠メガホン」を出してくれた。

 

【使用結果】 「無生物催眠メガホン」を使って、ママの鏡台に、「きみはテレビだ…、テレビだ…」と呼び掛けると、のび太は先ほどのテレビの続きを見ることができた。

 

  のび太がこのメガフォンを使って、『野口英世』という本に、「きみはまんがの本だ」と呼び掛けると、「ブヒャハハハ。すっごくおもしろくなってる」と笑い転げて読むことができるようになった。

 

 自分の机に、「ピアノだ、ピアノだ」と呼び掛けると、のび太は「ジャン ジャン ジャカ ジャカ」と『ネコふんじゃた』という曲を楽しく演奏することができた。のび太のママが「うるさいわねっ。近所めいわくでしょ!」と怒鳴って二階へ上がってきたので、のび太は窓に「一階だ、一階だ」と呼びかけて、庭に脱出している。

 

  のび太は階段に、「エスカレーターだ、トランポリンだ、空とぶじゅうたんだ」と呼び掛けたので、ママは階段を下りることもできず、「ポン ドサ」と押し入れまで吹っ飛ばされ、座布団に乗って「キャア キャア」騒ぐことになった。

 

 ちょっとやりすぎたので、掃除機にスーパーカーと呼び掛けて、遠くへ逃げ出そうとした。こんなのに乗っていたらみんなに笑われると思ったが、みんなから指をさされて、かっこいいスーパーカーだと称賛された。

 

  目の前をスネ吉兄さんの運転するスーパーカーが走っていたので、ゴミを集める車だと呼び掛けると、「キン コン カン」とオルゴールが鳴りだしてストップした。すると、近所の奥さんがこの車にドンドンとゴミを捨てだした。

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