虫寄せボード[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『虫寄せボード』に出ているいろんな草花の絵を飾っておくと虫が集まってくる。

 

【使用目的】 庭が広いのでいろんな木や草花が生え、でっかいカブトムシやいろんな昆虫がくるのだと、スネ夫はみんなに自慢していた。バカにされたのび太はドラえもんに「虫寄せボード」を出してもらっている。

 

【使用結果】 「虫寄せボード」にはいろんな草花の絵があったので、菜の花の絵を部屋に貼ると、チョウが「ヒラ ヒラヒラ」とやってきて蜜を吸い出した。木の幹には「ジジ」とセミが鳴き、木のしるをすいにきた。ドラえもんがナラの木にきずを付けると、甘い汁が出て、カブトムシやクワガタがなめにやってきた。

 

 しずちゃんにも見せようと思って会いに行くと、ジャイアンがいておれにも少し貸せといって何枚もの絵をもっていった。とげとげの木を部屋に貼っておくと、でっかいハゲハチョウがこの木にやってきた。

 

  ジャイアンは虫取りのアミで捕まえようとしたが、逃げられ、別の絵を貼ったら、「ブウン」とミツバチの群れがやってきた。ドラえもんとのび太が「使ったら返してよ」とジャイアンの家に行くと、「すてちゃったぞもんくあるか」と怒鳴られてしまった。

 

 二ヶ月ほどたって、ドカンのある広場でボール遊びをしていたら、のび太が「こないだジャイアンにとられたボード」をみつけた。葉っぱがあなだらけになって、へんな物がくっついていた。

 

  ドラえもんは、「あげはがたまごをうんだんだ。それがかえって葉っぱを食べ、さなぎになったんだ」とくわしく説明してくれた。もうすぐチョウになると待っていると、アゲハチョウが広場に飛び出したので、のび太は「ぶじに育ってよかったね」と、心の底からそう思うことができた。

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