ミチビ機[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『ミチビ機』のボタンを押すと、「まよっている時、おみくじがでて、みちびいてくれる」
【使用目的】 のび太は0点の答案をママに見せるべきかどうかで、悩みに悩んでいたので、ドラえもんは「ミチビ機」を取り出している。
【使用結果】 のび太が「うちあけたほうがいいかだまっているべきかおしえて」と祈ると、「ミチビ機」から「午後七時にうちあけるべし」というおみくじが出てきた。のび太がおみくじを疑うので、ドラえもんはジャイアンを実験台にしている。「ニッコリあいさつして通りぬけるかまわれ右してほかの道をいくか、どっちがいいかな」と祈っている。
すると、「けとばすべし」というおみくじが出たので、ドラえもんがジャイアンのしりを蹴ると、「カパ」と何かをはき出した。ジャイアンから「アメ玉がのどにつかえてくるしんでたんだ」と、感謝されることになった。
まだ時間がたっぷりあったので、しずちゃんの家に行くと、しずちゃんはピアノのおけいこに出かける時間であった。外で時間を過ごしていると、ものすごい雨が降ってきたので、どこに隠れたらいいかを祈ると、「ものおき」というおみくじが出てきた。
ものおきに隠れていると、パパが会社から帰ってきて、ママからの話を聞き、「こそこそかくれるというのは、じつにひきょうだ」と怒っている声がものおきまで聞こえてきた。
あきらめて出て行こうとしたら、古い書類みたいなものが「ドサ ドサ」と足下に落ちてきた。出て行くと、パパから「すわれ! 答案をみせろ!」と命令され、「0点とはなにごとだっ」と怒鳴られた。
ドラえもんが「よくみてよ…。名まえ。パパが、子どものころの答案だけど…」と告げると、パパは「オホン! その…。失敗は、だれにでもあることで。ようするに…、オホン! これからがんばればよろしい」ということになった。
ママから「きびしくしかってくださった?」との問いに、パパは元気なく「ああ」というのが精一杯であった。一方、のび太はドラえもんから「ようくおがんでおきなよ」と言われていた。
[S05420・A13120・057702:187]