見せかけモテモテバッジ[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『見せかけモテモテバッジ』に、しずちゃんの写真を記憶させる。すると、のび太が「しずちゃんの近くへ行くと、自動的にモテモテ電波が放射されて、そのへんの女の子がのび太によってくる」ようになる。

 

【使用目的】 しずちゃんが仲良く楽しそうに出木杉と話しているので、のび太はしずちゃんの目の前でかわいい女の子に「モテ モテ」になる「見せかけモテモテバッジ」を出してもらっている。

 

【使用結果】 のび太が通りでしずちゃんに会うと、「見せかけモテモテバッジ」の電波が発射され、近くの女の子がひとり近づいてきたが、しずちゃんが気付かないで遠ざかってしまったので、モテモテ電波は消えてしまった。

 

  公園でしずちゃんはスネ夫と一緒にスケッチブックに絵を描いていた。この電波には年齢制限がないため、のび太がしずちゃんに近づくと、遠足に来ていた大勢の幼稚園児が集まってきたので、のび太は大急ぎで逃げ出した。

 

 しばらくして、戻って「ウロ ウロ」していると、スネ夫から絵の邪魔になると注意された。その時、息を切らした女の子が来て、のび太に抱きついてきた。抱きついて離れないので、彼女の恋人がカヨちゃんから離れろと怒鳴って、のび太に暴力を振るった。

 

  ドラえもんはしずちゃんの手を引いて、その現場から離れると、カヨちゃんは恋人にあんな子全く知らないと冷たく言い放っていた。

 

 天罰だと思って、家で静かにしていると、しずちゃんが「大けがしたんじゃないかと心配したわ」と言いながら、のび太の両手をギュッと握りしめた。そこへママが「ドタ ドタ」と走って来て、しずちゃんを蹴飛ばして、のび太の手をしっかり握った。ドラえもんはのび太のバッジを取って、外へ投げ捨てた。

 

 投げ捨てたバッジをパパが拾って、胸に付けて帰ってきた。それを見て、ドラえもんはしずちゃんに「はやく、はやく! たいへんなさわぎになるぞ!!」と言いながら、遠くに行ってもらった。のび太の家には、女学生やおばさんたちが玄関に殺到していた。

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