見せかけ釣り針[★★]
【道具解説】 ひみつ道具の『見せかけ釣り針』に、「魚がかかると、細胞をふくらませて何倍もの大きさにみせかける」ことができる。なお、目盛りの操作で自由自在にサイズを決めることもできる。針を外すと元のサイズに戻る。
【使用目的】 ドラえもんは大きな魚を出す代わりに、「見せかけ釣り針」を取り出している。
【使用結果】 パパの友だちがやってきたので、ドラえもんとのび太はスネ夫の池の魚を「見せかけ釣り針」で釣り、一瞬に魚拓をつくることのできる『瞬間魚拓用紙』を使って、大きなコイの魚拓を作って釣り自慢を仰天させている。
完敗した釣り自慢はパパに今度の日曜日、どっちが大物を釣り上げるかどうかの戦いを申しこんできた。その日になると、釣り自慢は次から次へと魚を釣り上げた。パパは「数より大きさの勝負だろ」と高をくくっていた。
海の中では、予想通りの結果になっていたので、ドラえもんは針をとりかえ、ついでに魚もつけて、釣り上げる工作をしていた。倍率をまちがえて十倍にしたため、三メートル以上のイシダイを釣り上げそうになった。
のび太は海上から、「今倍率をさげるからね。針をはずしたらしぼむから、みせびらかしたあとすぐににがしてね」とパパに告げて、海に潜った。
ドラえもんは「水の中はダイヤルがすべってなかなか…」と愚痴っていると、針がドラえもんの頭に「ピタ」と吸い付いてしまった。パパが釣れたと思って「グ・グン」と引っ張ると、巨大な海坊主が海面に現れてきた。
[S13372・A31016・048308:300]