変身ビスケット{★★]
[初出誌] 『動物ビスケット』、「小学六年生」1974年4月号、9頁、64コマ
[単行本] 『変身ビスケット』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第1巻」1974年8月1日 初版第1刷発行、9頁、69コマ
[大全集] 『変身ビスケット』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 2」2009年8月30日 初版第1刷発行、9頁、69コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『動物ビスケット』が『変身ビスケット』に変更
「いないのか」が「あれっ、いないのか」に変更[508(5)]
「おまちどお」が「おまちどうさま」に変更[509(5)]
「文字なし」コマ挿入[510(7)]
「ヒイフウミイ……」、「まちがいニャい」コマ挿入[510(8)]
「!」コマ挿入[511(1)]
「ひい、ふう、み……あーっ」が「ひい、ふう、みい、……ああっ」に変更[512(4)]
「文字なし」コマ挿入[515(4)]
「文字なし」コマ挿入[515(5)]
[梗概] のび太がママにお使いを頼まれたが、ドラえもんに行ってもらおうとしたら、ドラえもんのいた部屋に動物ビスケットの入った箱が置いてあった。のび太はネコのビスケットを一個食べた後、ママにそのビスケットをお客さんのところへ持って行った。お客さんはビスケットが大好きであったが、
しかし、ママはもっとちゃんとしたお菓子をのび太に買いに行かせている。お菓子屋さんの主人にへんな顔をされたので、近くの喫茶店のガラスに自分の顔を写すと、のび太はネコ顔になっていた。助けを求めていると、偶然ドラえもんに会うことができた。
のび太はドラえもんから材木置き場で、ひみつ道具である『動物変身ビスケット』を食べたことを知らされた。そのビスケットを食べると、少したって効き目が現れ、五分ぐらいで元に戻ることが分かった。
家に帰るとお客さんはそのビスケットをすでに食べていた。お客さんが突然「ヒヒヒン」と鳴き出したので、ドラえもんとのび太は強引にお客さんをトイレに連れ出した。ウマ型の効き目がなくなると、席に戻ってもらった。
次に、お客さんが「ケッコウ ケッコウ」と鳴き出したので、ニワトリ型であることが分かり、電話に強引に出てもらい、しばらく公衆電話のドラえもんと話してもらった。
話が全くかみ合わず、お客さんは誰かのいたずらだ、トサカにくるといって怒り出してしまった。しかし、電話から戻る時に「パッ」と効き目が消え、元に戻ることができ、再びママと話し出した。
サル型で大騒ぎした後、お客さんがお暇することになったが、まだ一個カエル型が残っていた。ドラえもんは道路でもうしばらくとひきとめたが、「ケロ ケロ」鳴きながら、「カエル!」といって怒って帰ってしまった。パパと一緒に家に帰ると、パパは玄関でつまみ食いしてウサギに変身したママを見て、卒倒してしまった。
[S0252・A0103・067404]