ユメコーダー[★★]

[初出誌] 『ユメコーダー』、「小学六年生」19743月号、8頁、58コマ

[単行本]  『ユメコーダー』、「てんとう虫コミックス ドラえもんプラス第5巻」2006325日 初版第1刷発行、8頁、58コマ

[大全集] 『ユメコーダー』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 12009729日 初版第1刷発行、8頁、58コマ

 

【初出誌vs.大全集】

「くーだらない」が「くぅだらない」に変更[763(1)]

 「ささやかーなこのユメ……」が「ささやかぁなこのユメ……」に変更[763(4)]

 「そーなんだよ」が「そおなんだよ」に変更[764(4)]

 「ちゃーんとうつせる」が「ちゃあんとうつせる」に変更[764(8)]

 

[梗概] しずちゃんがのび太とスネ夫のうちどちらを、思っているかで口論になった。決着を付けるため、しずちゃんを空き地に呼び出した。のび太とスネ夫がお互いにしずちゃんの名前を呼び合って、好きな方に来てもらう予定であった。

 

  しかし、近くで、小さい子とお父さんが「ペス ペス」と犬の名前を呼び合っていたので、それを見て、しずちゃんは顔を真っ赤にして、怒って帰ってしまった。

 

 ドラえもんに相談すると、ひみつ道具である『ユメコーダー』を取り出してくれたので、のび太のしずちゃんとのユメを語ると、そのユメを録画することができた。

 

  一方、録画したスネ夫のユメを再生すると、しずちゃんが「大会社の社長で人気タレントでジャイアンツのエースのあなたって大好き!」と囁くと、スネ夫は「近く、総理大臣も引き受ける予定だ」と葉巻をくわえながら答えている。のび太に「だんなさま、お車の用意ができました」と言わせている。

 

 しずちゃんのユメを録画し、再生すると、しずちゃんは「わたし、とってもしあわせ」と花嫁衣装を着て答え、相手の男性は「ぼくはえらくもないし金持ちでもない。だが、きみを愛する心だけはだれにも負けないよ」とキザっぽく話している。

 

  男性の顔の部分が真っ白であるということは、しずちゃんがまだだれと結婚しようなんて考えていない証である。

 

 ドラえもんから、真っ白な部分に自分の顔を入れたければ、のび太はしずちゃんの理想の人物になることだとアドバイスされた。のび太は顔をおしろいで塗りたくり、ドラえもんに「こんな顔だったかな、しずちゃんの夢の中の男」と問い質している。

[S0157B0502067403]