物体変換銃[★★]

[初出誌] 『おっと、これは便利と思った「物体変換銃」は、物体いたずら銃に変換!?』、「小学五年生」19854月号、8頁、54コマ

[単行本]  『物体変換銃』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第38巻」1987125日 初版第1刷発行、8頁、54コマ

[大全集] 『物体変換銃』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 142011629日 初版第1刷発行、8頁、54コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 タイトル『おっと、これは便利 と思った「物体変換銃」は、物体いたずら銃に変換!?』が『物体変換銃』に変更

 「コン」が「ダイ」に変更[438(9)]

 

[梗概] のび太は空を飛んでいるラジコンを見ながら、なかなか買ってもらえないので、ドラえもんに「ほしいほしいほしいほしい…」と叫んだので、ドラえもんはひみつ道具『物体変換銃』を取り出している。

 

  この銃はある物をほかの物に変える機械である。卑近な例として、ドラえもんはダイコンを取り出している。ドラえもんがこの銃のマイクに「ダイコンマイナスダイ、プラスラジ」と吹き込んで、銃の引き金を引くと「ラジ ダイ ポン」となって目の前にラジコンが現れた。

 

 このラジコンは十五分たったらダイコンに戻るので、注意する必要があった。ラジコンを「ブルーン」と飛ばして遊んでいたら、ジャイアンが「おっ、ラジコンか。ちょっとおれに貸せ!」となったが、のび太は「もういらない」といって素直に貸すことにした。

 

  ジャイアンが「どうだ、すごいだろ」と自慢していると、「ポン ゴチーン」とダイコンがジャイアンの頭の上に落下してきた。みんなに大笑いされたので、「のび太とドラえもんめ!! ゆるさん!!」と猛烈に腹を立てている。

 

  のび太は「スズメマイナスズ、プラスル」でスズメをスルメに、スルメをねらう野良猫のクロを「ネコプラス小さなツ!」でネッコにしている。「ドカンマイナスド。プラスヤ」でドカンをヤカンに変換している。

 

  スネ夫のママが「物をそまつにしては、いけないざますわねえ」と言いながらヤカンを持って帰ると、途中でドカンになってしまった。

 

 のび太はさらに「ミズプラスミ」で水をミミズに、しずちゃんがフカフカ堂で主人から「ジャムパンとクリームパン」を買うと、「パンプラスツ!」でパンをパンツに変換されている。ドラえもんがいたずらするのび太に「かえせ~っ」と叫んで追いかけていると、ジャイアンにつかまってしまった。

 

 「ドラエモンマイナスエモン、プラスムカン!」とドラえもんをドラムカンに変換し、ジャイアンが「やったな!!」と追いかけてくると、「フクマイナスク、プラスロ!!」と「ポン」と変換した。

 

  すると、ジャイアンはスッポンポンで路上に出てきたフロに入り、「みるな、みるな、あっちいけ~」と顔を真っ赤にして叫んでいる間に、のび太は「このあいだににげよう」と口にしている。さらに、ドカンになったドラえもんを手で転がすと、ドカンになったドラえもんは「目がまわる~」と悲鳴を上げていた。

を上げていた。

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