雨男はつらいよ[★★]

[初出誌] 『雨男はつらいよ』、「小学五年生」19842月号、8頁、51コマ

[単行本]  『雨男はつらいよ』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第34巻」1985825日 初版第1刷発行、10頁、65コマ

[大全集] 『雨男はつらいよ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 122011330日 初版第1刷発行、10頁、65コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 「その時、メンバーの中にその人がいると、雨になる確率が多いという……」が「そのときメンバーの中にその人がいると、雨になる確率が大きいという………」に変更[580(8)]

 

 「ぼくら二人がでかければ、合計マイナス1」が「ぼくらふたりがでかければマイナス1」に変更[581(7)]

「パパのマイナスをうち消すほどの強い晴れ男がいっしょに行けばいいんだが……」コマ挿入[582(2)]

 

「無理いうな。こっちのかってでメンバーをかえるなんてできないよ」コマ挿入[582(3)]

「待てよ、なにもゴルフ場へ行く必要はないんだ」コマ挿入[582(4)]

「そこへ強力な晴れ男をつれていってバランスをとらなくちゃ」が「そこへ強力な晴れ男をつれていってバランスをとればいい」に変更[582(5)]

「プラス8!かなり強い晴れ男」が「プラス9!かなり強い晴れ男」に変更[583(1)]

 

「おいっ、おもしろい所ってこの山のことか!?」コマ削除[77(7)]

「………………」コマ挿入[584(3)]

「日曜の朝早くたたきおこして、おもしろいところって、この山のことか!?」コマ挿入[584(4)]

 

「パパのためだ、がまんしろ」、「音符」コマ挿入[585(1)]

「パンパカパン」、「100」」コマ挿入[585(2)]

「百点」、「採点を「おせじレベル」にあわせてある」コマ挿入[585(3)]

「「おせじレベル」に合わせてあるんだ」削除[585(4)]

 

「なんだ、あのぶきみなうなり声は」、「近くに猛獣でもいるのかね」、「まさか………」コマ挿入[585(5)]

「コロ コロ コトン」コマ挿入[585(6)]

「どうした野比くん絶好調じゃないか」、「いやあ、雨男のうたがいが晴れましたからね」コマ挿入[585(7)]

 

「いいかげんにしろ!!」挿入[586(3)]

「どうしよう、どうしよう」、「だれかかわりの晴れ男…」コマ挿入[586(5)]

「しずちゃんをつれてこよう」が「しずちゃんしかいない」に変更[586(6)]

「大いそぎで……」コマ挿入[586(7)]

 

「こんなだいじな時に!!」コマ挿入[586(8)]

「ついにふりだした………」コマ挿入[587(1)]

「文字なし」コマ削除[79(1)]

「わあ、ふりだした」コマ削除[79(2)]

 

「最後の手段!!」コマ挿入[587(2)]

「えいっ!!」コマ挿入[587(3)]

「バターン」コマ挿入[587(4)]

 

「バタ」、「しばらくがまんして!!」コマ削除[79(3)]

「ゴルフはぶじにおわったようだけど」、「こっちはズブぬれだい」が「もうすぐゴルフが終わるから」、「ほんのしばらくのしんぼうだから」に変更[587(6)]

 

[梗概] 明日の日曜ゴルフに対して、パパはなぜか「気が重いなあ…」とため息をついていた。大好きなゴルフに対して、そうした態度を取るのが理解できなかったので、ひみつ道具『心の声スピーカー』を取り出した。そのスピーカーによれば、会社の部長さんからパパは雨男だから、明日雨を降らさないでくれよと嫌みを言われていた。

 

 ドラえもんがひみつ道具『雨男晴れ男メーター』でパパを測定すると、マイナス8.5の強烈な雨男であると判明した。ドラえもんはゴルフ場の近くにはたくさん山があるので、そこへ強力な晴れ男を連れて行けばバランスが取れると結論付けた。

 

  早速出かけて、スネ夫を測定すると、マイナス7の雨男であり、しずちゃんはプラス9の晴れ男であったが、しずちゃんは女であった。ジャイアンはプラス10の晴れ男であったので、ジャイアンこそ二人が求めていた人物であった。

 

 次の日になると、「カン カン」に晴れたゴルフ日和になった。ジャイアンを「どこでもドア」で山の中に連れ出し、ひみつ道具の『自動採点機構つきのカラオケキング』を使って、歌のレッスンをしてもらうことになった。

 

  パパのためがまんしながら、ジャイアンの歌を聞いていたが、「パンパカパン」と歌が終わると、採点を「おせじレベル」に合わせてあるので、百点と採点された。

 

 パパのゴルフは絶好調であり、その上、雨男の疑いも晴れたが、「なんだ、あのぶきみなうなり声は。近くに猛獣でもいるのかね」が少し気がかりであった。

 

  ジャイアンは百曲歌ったので、のどもカラカラになり、帰ると言い出した。二人がゴルフが終わるまでと強引に引き止めようとしたが、「いいかげんにしろ!!」と腹を立て、「どこでもドア」で帰ってしまった。

 

 空模様があやしくなってきた。代わりを探していたら、しずちゃんしかいないことになったので、「どこでもドア」でしずちゃんの家に行くと、お風呂に入っていた。断られたが、雨がついに降り出したので、ドラえもんは最後の手段として、「どこでもドア」を「バターン」と倒した。

 

  お風呂に入っていたしずちゃんが山に現れたので、天気は持ち直して、またお日さまが照りだした。しかしながら、ドラえもんとのび太はしずちゃんからお風呂のお湯を浴びせられたが、「もうすぐゴルフがおわるから。ほんのしばらくしんぼうだから」と言いながら、懸命にお願いをしていた。

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